嵐 二宮和也、後輩からもリスペクトされるハイレベルなパフォーマンス 努力と意識の高さが秘訣に
二宮といえば嵐のメンバー紹介曲「La tormenta2004」の中で〈鋭い視線の観察眼〉〈何でもこなすつまり器用〉と称されているが、ギターもピアノも最初は独学から始めてマスターしたというから驚きだ。呑み込みが早い本来の素質に加え、コツコツ努力を重ねていることも伺われる。それは嵐のライブDVD『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』の初回特典に収録されているツアーメイキングを見れば一目瞭然。ソロ曲のリハーサルを行う二宮の視線は鋭く厳しい。飄々としたイメージが強い二宮だが、一旦スイッチが入れば集中力を発揮し、課題を確実に自分のものにしている。この意識の高さこそハイレベルなパフォーマンスを披露できる所以なのではないだろうか。
ライブ中に見せる二宮の笑顔は自然体だが、それはファンに納得できるパフォーマンスを届けることができた安心感からの笑顔かもしれない。追加日程として発表されたドームツアーでの二宮のパフォーマンスにも期待が高まるところ。嵐デビュー20周年に向けて二宮が魅せてくれる新たなパフォーマンスを楽しみに待ちたい。
■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。