西野カナ、無期限の活動休止を発表 レビューや分析記事から活躍を振り返る

 西野カナが公式サイトにて無期限の活動休止を発表した。

西野カナ『Love Collection 2 ~pink~』(通常盤)

 「いつも応援してくれる皆さんへ」と題した投稿にて、充実した20代を終え、30代に突入することにふれつつ、「来月のライブを終えたら一度活動を休止して、期限を決めずに色々と挑戦したいと思っています」「またいつか皆さんの前で歌える日が来るまで、日常の中で音楽を楽しみたいと思っています」と綴られた(参照:西野カナ オフィシャルサイト)。

 2008年にデビューし、「Best Friend」や「会いたくて 会いたくて」などでブレイクした西野。等身大の言葉で綴られる友情や恋愛についての歌詞は同世代を中心に多くのリスナーの心を掴んだ。以降も「Darling」や「トリセツ」などのヒット曲を連発。J-POPシーンにおいてラブソングの一時代を築くような活躍を見せる。そして、2016年には「あなたの好きなところ」で「日本レコード大賞」初の大賞を受賞。名実ともにラブソング界のトップに君臨する歌手となった。

 2018年にはデビュー10周年を迎え、全国ホール&アリーナツアーを開催、ベストアルバム『Love Collection 2 〜pink〜』『Love Collection 2 〜mint〜』をリリースするなど、自身の歩みを振り返りながら、感謝の思いを伝えるような活動を見せていた西野。2019年のさらなる活躍が期待される中、2月1~3日に神奈川・横浜アリーナで開催する『Kana Nishino Love Collection Live 2019』をもっての活動休止が発表された。

 リアルサウンドではこれまで、西野カナの楽曲の魅力やヒットの要因を分析する記事などを多数展開してきた。それらの中から今改めて紹介したい記事を以下に掲載する。

ライブはファンとの絆を確かめ合う場に

西野カナが愛される理由はライブにあり 初の東京ドーム公演に見た“応援歌を歌い続けた10年”
豪華演出で12000人が大興奮 西野カナが横浜アリーナで見せた、ライブパフォーマンスの進化形
最新ツアーは10万人動員! 西野カナの本領はライブパフォーマンスにあり

チャート常連、西野カナの作品力

西野カナ、初登場で1、2位を独占 ベスト盤『Love Collection 2』から感じた“変化”
西野カナの凄みは「企画×キャッチコピー」にあり “恋愛ソングの女王”の徹底した作品づくり
西野カナが歌い続ける、女の子の強さーー“もう一つのベストアルバム”の歌詞とサウンドを読み解く
AKB48と西野カナ、ポップチャート常連がベスト盤で見せた“ベクトルの違い”
西野カナの新アルバム『with LOVE』がロングヒット ファン層拡大の背景とは?

プロも気になる西野カナの楽曲

西野カナの楽曲は「誰かの生活のBGM」に? 『関ジャム』のいしわたり淳治コメントから考察
西野カナ・椎名林檎・Dreamの新曲に見る「恋愛観」とは? 猪又孝がラブソングの情景を分析

西野カナの名曲を生んだ作家たち

西野カナや東京女子流の楽曲提供でも話題 佐伯ユウスケが目指す“オーセンティックな音楽”
西野カナレコ大受賞曲手がけた作曲家・Carlos K.、他クリエイターも嫉妬するその手腕を読む
SexyZoneや西野カナ、AAAを手掛けるSiZKの作曲術「構造的な部分より『聞かせ方』を研究していた」

“現象”を作り上げた西野カナの存在

西野カナ、『日本レコード大賞』初の大賞を獲得 「言葉が出ません、鳥肌が……」
back number、西野カナ、三代目JSB、岡村靖幸……動画共有サービスで流行する音楽の傾向を探る
福山雅治、西野カナ、EXILE……アジアで人気拡大するミュージシャンたち

(構成=編集部)

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