もっとも出演回数の多いアーティストは? 平成の『NHK紅白歌合戦』をデータで振り返る

 次に紅組・白組それぞれの司会者の出演回数ランキングを見てみよう。

 紅組1位は仲間由紀恵。平成で司会を務めた回数は4回であり、白組1位の嵐、中居正広の5回に次ぐ最多記録である。

 また、嵐は2016年に相葉雅紀、2017年に二宮和也、今年2018年に櫻井翔がそれぞれ司会を務めている。メンバー個人が司会を務めた回数も含めると、グループ通算8回という平成最多記録を保持しており、平成の紅白の司会については、ほぼ“嵐の時代”と言えそうだ(なお、中居正広も、2007年に紅組司会を務めているため、正確に言えば出演記録は6回である)。

 それでは最後のおまけとして、番組のクライマックスである「紅白の勝敗」確率をグラフで見てみよう。

 結果としては、過半数が白の勝利となっている。近年は1~2年ごとに勝者が入れ替わる接戦が続いているが、2005〜2010年にかけては、白組が奇跡の6年連続勝利を果たしており、全体としてかなり白組の勝率が高くなっている。

 なお、この白組6連続勝利のうち、4回は中居正広が司会を務めた回であり、もしかすると中居正広は白組勝利の女神なのかもしれない。

 せわしない年の瀬だが、年末は平成最後の『紅白歌合戦』をのんびり楽しんでほしい。

■まいしろ
社会の荒波から逃げ回ってる意識低めのエンタメ系マーケターです。音楽の分析記事・エンタメ業界のことをよく書きます。
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