SWAY、初ワンマンで上京前の“リベンジ”果たす 盟友EXILE SHOKICHIとのコラボも

 SWAYが12月12日、初のワンマンライブ『SWAY “LIVE SHOWCASE 2018 UNCHAINED”』を東京・新木場 STUDIO COASTにて開催した。DOBERMAN INFINITYやHONEST BOYZ®のメンバーでもあるSWAYは、昨年11月にシングル『MANZANA』で、ヒップホップの名門レーベル<Def Jam Recordings>よりソロデビュー。今回のライブは、今年8月29日にリリースした待望の1stアルバム『UNCHAINED』を提げて行われた、スペシャルなステージングとなる。

 会場に到着すると、すでにフロアは満員状態。ファンたちは、SWAY自らがデザインしたヘッドバンドなどのオリジナルグッズを身につけており、ファッションも含めてヒップホップ色が濃厚だ。クラブとしても営業しているSTUDIO COASTでの開催というのも、SWAYらしい試みといえよう。いよいよ照明が落ちると、場内は期待と興奮で大きな歓声に包まれた。

 ステージの幕があがると、そこには濃密なスモークが焚かれていて、バックの映像がフラッシュするたびに幻想的な光景が見え隠れする。イントロのサウンドに合わせて、幾度目かの点滅を繰り返したのち、逆光の中に立つSWAYのシルエットが確認できると、フロアからはさらに熱烈な歓声があがる。そして一曲目「Be a Beast」のワイルドなビートに合わせてSWAYが雄叫びをあげると、濃密な霧の中に腹ばいで身を潜めていた4人のダンサーが登場し、ともに踊りながら歌い始める。海外の大物ラッパーにも引けを取らない、斬新かつクールな演出に、早くも観客たちは目を奪われる。

 続く「MANZANA」でも、SWAYはラフに踊りながらフロウしてみせた。リリックとダンスの振り付けが見事な調和を見せているのも注目すべきポイントだろう。「MANZANA!」のフレーズが飛び出すと、観客たちもハンズアップで応える。完全なるヒップホップ・ショウである。次曲の「Unchained」は、歌うようなフロウの中にリラクシンなムードが漂う、まさに現行のUSヒップホップのムードを体現した楽曲で、SWAYというラッパーの引き出しの多さに改めて気付かされた。

 DJのスクラッチから飛び出したのは、自身の名をフックに使った「SWAY SWAY」。「時代を作るのは観客と僕さ」と歌うこの曲で、すでに観客たちのテンションはピークに達していた。SWAYコールは大合唱となり、その勢いは止まりそうにない。上着を脱ぎ、セクシーに歌い上げた「Camouflage U」、エキゾチズムの中に情熱を忍ばせる「LaVida Loca」、バウンシーなビートでフロアを揺らす「NAKED」と、ノンストップでパフォーマンスを続けた後、満を持してドロップされた「XXX」で、フロアの熱狂はいよいよ決定的なものになる。映像で<Def Jam Recordings>の旗がたなびき、ゲストとしてAK-69が登場すると、さらに割れんばかりの大歓声が巻き起こった。曲中の「X!」に合わせて腕をクロスにする振り付けで、会場は完全に一つになっていた。まさにフロアマスターである。

 SWAYの盟友・DJ KEKKEのプレイも特筆すべきだろう。SWAYがしばしステージを離れた後も、フロアの空気を維持し続け、平日の夜にも関わらず、その空間はクラブと化していた。DJブースからSWAYが登場し、「ここからライブ後半戦、まだまだ上がれますか!」と煽ると、ここからはSWAYのキャリアを振り返るようなコーナーがスタート。90年代のアブストラクト・ヒップホップのクラシックであるDJ SHADOW「Organ Donor」から、DOBERMAN INFINITYのレパートリーとなっている「JUMP AROUND ∞」、HONEST BOYZ®の「要!」など、バラエティ豊かな楽曲で観客たちを楽しませる。さらに、「時間を2012年に戻しましょう」と、自身がインディーズ時代にリリースしたアルバム『THE S』から、「Sorry I'm Late」や「Blue」も披露。地元・北海道の盟友であるHIYADAMをゲストに迎えた「LIGHTS」は、この日でなければ見ることができない貴重なステージだったのではないだろうか。また、当時の楽曲である「HERO」に、観客たちが大合唱で応えたのもエモーショナルだった。

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