乃木坂46 秋元真夏、なぜ全方位から愛される? 西野七瀬や白石麻衣からも信頼される人柄を解説

 秋元復帰の半年後、2013年5月に2期生が加入。秋元は後輩である2期生に対して参加しやすい空気を作っていった(参考:乃木坂46・秋元真夏は1期生と2期生の架け橋に? 「唯一の1.5期生として、参加しやすい空気を作りたい」 )。その一つの結果が、秋元と2期生メンバーで結成された「真夏さんリスペクト軍団」であり、後輩を慕う気遣いは現在の3期生にも続いている。堀未央奈を筆頭に、後輩からもガンガンいじられる秋元が確立した愛されキャラは、乃木坂46の中でも特異だ。

 そして、最近もっとも印象的だったのが、SHOWROOMにて放送された「『ザンビプロジェクト』舞台キャスト発表スペシャル!」で秋元がMCを務めた際、その見事な司会っぷりと後輩への優しい言葉に、乃木坂46合同会社代表の今野義雄も彼女を信頼しきっていたこと。第2回目の放送では、秋元がMV撮影で欠席。するとMCを務める今野を心配した秋元が、MV撮影現場から電話をかけ、代役でMCに立った欅坂46の菅井友香にアドバイスをするという一幕もあった(乃木坂46久保史緒里&梅澤美波、欅坂46菅井友香&守屋茜、けやき坂46柿崎芽実&加藤史帆が舞台『ザンビ』追加キャストに)。現在上演中の舞台『ザンビ』は、乃木坂46、欅坂46、けやき坂46、3グループのメンバーが同じ舞台に出演する初のプロジェクトとして話題となっているが、その影の立役者として秋元の存在があることをここに記しておきたい。

 西野が「真夏だから」と寄り添う決心がついたのは、グループを思う秋元の品格あってのものだ。今夏開催された「坂道合同オーディション」で選ばれた4期生が、じきに新メンバーとして加入する。パフォーマンスだけではない、いちメンバーとしてグループを人一倍思う秋元の心は、2期生、3期生に伝わり、そして4期生にも受け継がれていくだろう。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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