『ミュージカル刀剣乱舞』俳優 崎山つばさ、歌手としても飛躍へ 舞台とリンクするエンタメ力を読む
崎山つばさが9月11日、3rdシングル『Crescent Moon』のリリースイベントを池袋サンシャインシティ噴水広場で行った。
舞台俳優として芸能活動をスタートし、代表作『ミュージカル刀剣乱舞』(石切丸役)をはじめ、『煉獄に笑う』(曇芭恋役)や『御茶ノ水ロック』(逢坂翔平<SHO>役)といったミュージカルで絶大な人気を誇る崎山つばさ。和楽器集団・桜menとコラボし、崎山つばさ with 桜men名義のメジャーデビューシングル『月花夜』(2017年11月1日発売)で本格的にアーティスト活動をスタートし、デビューシングルでいきなりオリコン週間シングルランキング4位を獲得。続く2ndシングル『螺旋』(2018年5月2日発売)でも同ランキング9位にランクインした。舞台のみならず、アーティストとしても頭角を表す崎山が、満を持してソロ名義のシングル『Crescent Moon』を9月12日にリリースした。
近年では、佐藤流司、伊万里 有、植田圭輔など、2.5次元ミュージカルの人気俳優が歌手デビューすることも少なくない。演技、ダンス、歌唱、作品によっては殺陣など、総合的なエンターテインメント力を求められるミュージカル俳優。その第一線で活躍する俳優たちが、さらなる飛躍の場として歌手活動を選択するのは自然な流れだと言えるだろう。踊って良し、歌って良し、さらに舞台俳優として多くのファンを抱える2.5次元俳優は、音楽シーンにおいても新たなブームの火種となるポテンシャルを備えており、例に漏れず崎山も過去2作ともしっかりと実績を残している。
ミュージカルの土壌で培われた高いエンタメ力を備えている崎山つばさ。実際、8月26日にオープニングアクトとして『a-nation 2018 supported by dTV & dTVチャンネル』(東京公演)に出演した時は、桜menの和楽器サウンドをバックに堂々とした歌声を披露すると同時に、模造刀を使用した迫真の殺陣も披露。三浦大知、Red Velvet、浜崎あゆみら名だたるアーティストが出演する中、約4万人キャパの会場で崎山ならではのパフォーマンスでしっかりと爪痕を残した。舞台で培われたものが音楽活動の武器となるように、音楽+αで勝負できるのは崎山ならではの強みになっていくはずだ。