関ジャニ∞ 村上信五『FNS27時間テレビ』2年連続キャプテン抜擢 絶妙な立ち回りで見せるMC力

 いよいよ9月8日18時30分から、『FNS27時間テレビ にほん人は何を食べてきたのか?』(フジテレビ系)がスタートする。今回のテーマは「にほんの食」。歴史を振り返りながら、食にまつわる様々な企画・コーナーが展開される。「FNS対抗!メシの祭典」や「飯テロ-1グランプリ」など見どころは多々ありそうだが、メイン通し企画の「にほん人食堂」は番組テーマを象徴するコーナーになりそうだ。

 そんな同番組、今年も昨年に引き続きビートたけしが総合司会を務める。そして、キャプテンという、いわゆるMCポジションも関ジャニ∞・村上信五が2年連続で務めることが決定している。『FNS27時間テレビ』といえば、これまで中居正広が一番多く総合司会やMCを務めてきていた。2016年までは、総合司会・MCを担当していない年でもコーナーに出演しており、「27時間テレビ=中居正広」というイメージがあったはずである。しかし、2017年より一新、村上が2年連続で出演。番組の中身も「にほんの歴史」に焦点を当てており、雰囲気が大きく変わった。

 気になるのは村上の司会力。昨年の司会ぶりを踏まえると、大御所・ビートたけしとの番組進行にもかかわらず、萎縮せずに心地よい塩梅で職務を全うしていたと感じる。例えば、若手芸人が村上のポジションを務めるとなると、恐縮してしまう様子が手に取るように分かる。しかし、芸能界の大先輩でありつつも、あくまでも活躍のフィールドが違う村上。ビートたけし相手でも臆することなく、堂々と渡り合っているシーンが多々見られた。例えば、『FNS27時間テレビ』内で放送された『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)でのこと。スタジオのトークシーンではタメ口でビートたけしにツッコんだり、遠慮なく水を掛け合ったり……今では見られないビートたけしの姿が見られ、思わず笑ってしまった人も多いのではないだろうか。

 この「いい塩梅」が演出できるのは、村上の司会力があってこそ。というのも、近年村上は司会・MCとして着実に力を付けている。村上が現在司会・MCを務めているのは『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(フジテレビ系)、『ペコジャニ∞!』(TBS系)、『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ)、『関ジャム完全燃SHOW』(テレビ朝日系)の6番組。ジャニーズタレントの中でもトップクラスの多さだ。ジャニーズの名司会者といえば中居の名前が必ず挙がるが、村上の司会には中居の司会とはまた異なる良さがある。村上の場合、出演者をまとめ、番組を進行させながらも、時にプレイヤーとしても番組を盛り上げている。例えば、『ありえへん∞世界』では抜群のタイミングと視野の広さを活かして、そつなく番組を進行。一方で、『関ジャニ∞クロニクル』内の「英会話伝言ゲーム」では、いつもオチを担当してプレイヤーに徹している。英語を独自に解釈し、村上ワールドを炸裂させて笑いを取ることもお手の物だ。

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