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ビヨンセ、なぜ“女性の憧れ”として輝き続ける? 青山テルマ、BENIら選ぶベストソングと共に紐解く

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 ビヨンセとジェイ・Zの夫婦による音楽ユニット・The Carters。今年6月に初アルバム『EVERYTHING IS LOVE』をサプライズ配信し、8月22日には同作の国内盤もリリースされた。

The Carters(左からジェイ-Z、ビヨンセ)

 夫であるジェイ・Zの不貞を告白した衝撃作『Lemonade』から2年、今年4月に開催された『コーチェラ・フェスティバル』で圧巻のパフォーマンスでカムバックを告げたビヨンセ。今もなお、彼女は女性シンガー/エンターテイナーとして時代を牽引するアイコンであり続けている。

 『EVERYTHING IS LOVE』国内盤の発売と、本日9月4日のビヨンセの誕生日を記念し、加藤ミリヤ、青山テルマ、BENIら、ビヨンセを愛する著名人から好きな楽曲を選曲したとコメントをあわせたプレイリストをSpotifyにて公開。音楽ライター・imdkm氏による彼女の近年の活動を解説するコラムと同プレイリストにて、ビヨンセの軌跡を辿りたい。(編集部)【著名人コメント&プレイリストはこちら

ビヨンセが一人の女性、そして夫婦として発信してきたメッセージ

 2018年4月に開催されたコーチェラ・フェスティバルでビヨンセが見せたパフォーマンスは、世界中の話題をまたたく間にかっさらった。2年前の傑作『Lemonade』のリリース後、双子の出産を経てカムバックを飾ったこのステージは、時代のアイコンとしてのビヨンセの姿を改めて人々に示す堂々たるものだった。大所帯のブラスバンドとダンサーたちを従え、自らのヒットナンバーを連発するパワフルさと華やかさ。豪華ゲストを贅沢にフィーチャーし、噂されていたDestiny’s Childの復活も遂げた。この内容だけでも圧倒されるほかないパフォーマンスだ。

 一方で、ビヨンセがいまやエンターテイナー以上の存在であることを示したのも、このパフォーマンスだった。「黒人」かつ「女性」という二重のマイノリティ性を背負いながらシンガーとして成功を収めた彼女の姿は、近年隆盛をきわめるブラックパワーとフェミニズムを同時に体現するアイコンにもなっている。曲を通じて政治的なメッセージを伝えるだけではなく、ブラックパワーのシンボルをあしらった衣装を身にまとった一挙一動には、その自負がにじみ出ていた。

 そもそも、キャリアを通じてビヨンセは女性たちの共感を呼び覚まし、彼女たちの生き方を鼓舞する存在であり続けた。彼女が生み出したヒット曲の数々を挙げればきりがないが、その表現が「私(ビヨンセ)」と「あなた(リスナー)」のあいだの共感を超え、思想的なアジテーションにまで達したのは、2011年の「Run the World (Girls)」だろう。〈この世界を動かしてるのは誰? 女の子たちだよ!〉と高らかに叫ぶこの曲で、ビヨンセは強い女性のロールモデルから、オピニオンリーダー/アジテーターに変身した。

Beyoncé – Run the World (Girls) (Video – Main Version)

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