欅坂46、平手友梨奈“復活”で臨むMステへの期待 TV初披露の新曲「アンビバレント」注目点は?
欅坂46が、今夜放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で7thシングル表題曲「アンビバレント」をテレビ初披露する。本稿では、同放送のパフォーマンスの見るべきポイントをいくつか解説したい。
復活した平手友梨奈の鬼気迫るダンス
「平手ちゃんがいることですごく締まる」とキャプテンの菅井友香も先日インタビューで話していた通り(欅坂46 菅井友香が語る、幾度の挑戦で芽生えた責任感と新たな決意 「パワーの源になりたい」)、センターの平手友梨奈のパフォーマンスにまず注目したい。彼女の切れ味鋭い動きや、カメラが寄った時にふいに見せる狂気的な表情は、広いアイドル界を見渡しても唯一無二の存在感がある。また、ひとつの曲でもその日その日の気分で表現を微妙に変化させることも知られていて、二度と観られないこの日だけのパフォーマンスが目撃できるという楽しみもある。彼女がセンターに立つことで全体の見栄えがどう変わるのか、そして平手不在の間に一皮むけた他のメンバーの成長した姿も見られるだろう。
各クリエイターの渾身の作品
白い衣裳は、デビュー時からほぼすべての衣裳を担当している尾内貴美香氏によるもの。今回の衣裳は踊り易さ重視で、かつフォルムが柔らかく芸術的な印象を受ける。中性的で、攻撃性が薄く、ゆったりとした空気感の漂うコスチュームだ。
人が重なり合ったり倒れたりする斬新な振り付けは、こちらもほぼ全ての楽曲のダンスを手掛けてきたTAKAHIRO氏によるもの。全員で合わせるところは合わせつつもどこかスタンドプレー的な動きをするセンターポジションなど、歌詞の世界観に寄り添った振り付けが特徴となっている。
欅坂46の世界観を支えるこうしたクリエイターたちの技にも注目しよう。