草なぎ剛、7月9日に迎えた44歳の誕生日 いつまでも変わることない天真爛漫で自然体な姿

  草なぎ剛が、本日7月9日に44歳の誕生日を迎えた。何歳になっても変わらない少年の心を持ち、天真爛漫で自然体な草なぎ。その姿を見ると、知らず知らずに凝り固まっていた心が、解きほぐされるような癒やしを感じる人も、少なくないのではないだろうか。

 先日放送された“ななにー”こと『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)では、市原隼人と共にツーリングを楽しむ姿がオンエアされ、その飾らない魅力が炸裂した。市原とは映画『黄泉がえり』(2003年)やドラマ『僕の生きる道』(フジテレビ系/2003年)などで共演した仲。主演の草なぎと、14〜5歳の駆け出しだった市原だが、久しぶりの再開を果たした2人は、そんな上下関係など一切感じさせない。バイクという同じ“好き”で繋がった友だちとして話が弾むのだ。草なぎは、いつも相手をまっすぐに褒める。「すごいじゃん」「かっこいいじゃん」という声に、相手も自分の“好き”を臆することなく伝えられる。「いいね」「いいっすね」とお互いの“好き”を認め合い、気づけば居心地のいい関係性が生まれる。草なぎは、そんな空気を作り出す天才だ。

 草なぎは、よく“冗談ハンバーグ”や“ガビチョス”など、気に入った“音”を重視して話す。それは人の呼び名も同様で「市原隼人くん」から「いっちゃん」へとごく自然に変わっていく。広く知られている市原の愛称は“イッチー”だが、そうした既存のものにならうのではなく、自分の口から発して気持ちのいい“音”に身を委ねていくのが特徴的だ。独自のニックネームは相手にとっても新鮮な体験。同時に、ちゃんと個と個で向き合っているという感触を与える。こうした距離の縮め方は、小さな子どもが友だちを作るときに近い。多くの人が大人になるとポジションや肩書きなどを気にして、そつなくコミュニケーションを取ろうとしてしまうところを、草なぎはまっさらなところからその人を見ようとしているのかもしれない。

 それゆえに、「大人げない43歳(もうすぐ44歳)」と愛あるイジりをされることもある。飲食店に到着した際、市原が「魚を“フ↓ラ↑イ↓”にして……」という独特なイントネーションで話すと、草なぎは「“フ→ラ→イ→”でしょ」と笑い、何度もツッコミを入れてじゃれ合う。また、お店の人から何も付けずに食べるのをオススメされるも、草なぎ「ソースで食っちゃお!」とマイペースだ。さらに「全国をバイクで旅したい」とアツく夢を語る市原に、「僕は港区だけでいい」とキッパリ。自分の意見を曲げてまで相手を持ち上げることがないので、草なぎの言葉にはいつも嘘がないと感じられる。

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