THE SIXTH LIEが『ゴールデンカムイ』ED曲に込めたもの「“生と死にまつわる戦”の雰囲気を」

THE SIXTH LIEが『ゴールデンカムイ』ED曲に込めたもの「“生と死にまつわる戦”の雰囲気を」

「杉元とは境遇もけっこう似てて……」(Arata) 

——カップリング曲の「Flash of a Spear」は口笛の音色も印象的なロックチューンですが、こちらはどんなイメージで制作されたのですか?

Reiji:カップリングはTHE SIXTH LIEの要素を少し強く出したかったので、どんなものにしようか考えてた時に、Maroon 5がリフを口笛で吹いてる曲(「Moves Like Jagger」)を思い出したんです。口笛ならカムイの野性的なイメージとも合うかなと思って、こういう曲になりました。でも、これも普段なら絶対やらないだろうことなので、完全にカムイからの影響を受けてますね。

Ray:あの口笛は誰が吹いてるの?

Reiji:あれはArataだね。サビではエレキギターをガツンと弾いてますけど、全体的にはアコースティックギターを使って、ちょっと洋楽っぽい雰囲気にしました。

Ray:歌詞は“槍’をテーマに書いたんですけど、それも弓矢とかが出てくる『ゴールデンカムイ』のイメージに合わせましたね。槍を自分の闘争心みたいなものに見立てて、投げたら曲がることなくまっすぐ進んでいく槍のような気持ちを歌詞にしてます。

Reiji:ジャケットも杉元のイラストだし、自分たちとしてはこのシングル全体をカムイの世界観にしたいという思いが強かったんですよ。

——杉元で思い出しましたけど、Arataさんは本名がスギモトらしいですね。

Arata:そうなんですよ。そこは親近感がすごく沸いて、曲の世界観にのめり込むことができました。

Reiji:決まった時に「ここで本名公開したらおいしいよね」っていう話になって(笑)。

Arata:出すカッコよさと出さないカッコよさがあるじゃないですか。でも、出すなら今しかないと思って、結局満場一致で公開することにしました。

Reiji:でもArata以外は本名公開してないっていうね(笑)。

——スギモトという名前だからこそ歌で感情移入できた部分もあった?

Arata:そうですねえ……。

Reiji&Ray:ホントかよ!(笑)。

Arata:ハハハ(笑)。まあそこはあまりないんですけど、杉元とは境遇もけっこう似てて、自分も何度か死にかけたことがあるんですよ。ざっくり言うと、酸素カプセルに閉じ込められて死にそうになった、熊と遭遇したことがある、交通事故でヘリに運ばれた……といった経験があって。

——けっこうハードな人生を送ってらっしゃいますね……。まさにリアル「不死身の杉元」というか。

Arata:そこは本当においしいですよね。死にかけて良かったなと思います。

——全然良くないですよ(笑)。でもそういう意味では運命的な出会いでもありますよね。

Ray:めちゃくちゃ運命的だと思ったのは、今回のシングルのリリーズ日がたまたま6月6日なんですよ。

——あっ! そういえばバンド名の「SIX(6)」と符丁が合いますね。

Arata:それと今思い出したんですけど、自分が小学校3年生ぐらいのときに、ばあちゃんから「アイヌはよかぞー」って言われて……。

Reiji:突然何の話だよ(笑)。

一同:ハハハ(爆笑)。

Arata:それでアイヌの伝統芸能を披露するイベントを見に行ったことがあって。そこで祈りを捧げるようなポーズをしてたのを覚えてるんです。

Reiji:その話、無理やり差し込む必要あったの?(笑)。

Arata:どっかで言っておきたかったんだよね(笑)。

——それはさておき(笑)、『ゴールデンカムイ』との運命的な出会いを通じてバンドの新しい一面を見せられたのが、今回のシングルと言えそうですね。

Reiji:こういうきっかけがなければ、今回の曲みたいなロックは作らなかったかもしれないので、それは自分たちとしてもうれしいですね。今のうちにこういう音楽性の楽曲をたくさん作ろうかなと思ってます。

——では最後に、今後のバンドの活動予定と展望について聞かせてください。

Reiji:とりあえずは日本でコツコツとやりながら、海外でもイベントに出演したりワンマンライブをやって、現実的な活動をしていけたらと思います。

Ray:今年はイギリスとフランスのイベントに出るんですけど、その間の日程が空いてるのでドイツでワンマンライブをやることにしたんですよ。これはかなりの挑戦になるんですけど、せっかく行くならやってみようと思って。『ゴールデンカムイ』の放送が始まってからTwitterで反応を見たりするんですけど、けっこう海外の人が反応してくれてるんですよね。アニメ自体も海外の人がたくさん見てくれてるみたいですし。

——そういう意味では海外公演を行う良いタイミングかもしれないですね。

Ray:あとは6月24日に東京のShibuya REXでワンマンライブをやります。僕らの曲はCDだと電子音が多いですけど、ライブだとかなりロックぽくアレンジしてたり、ライブ用にアレンジやパートを変えてたりもするので、そういうところをぜひ見てもらいたいと思います。

Reiji:THE SIXTH LIEのライブは決まったノリみたいなのがないんですよ。ロックが好きな人も『ゴールデンカムイ』で知った人も好きにノッてくれたらいいので、ぜひ足を運んでもらいたいですね。

——Arataさんは何か野望とかありますか?

Arata:日本ではまず武道館でやってみたいですね。

Ray:「まず」なんだ(笑)。

Reiji:そんな話、初めて聞いた(笑)。

Arata:武道館で、予算内に収まる範囲でデカいことをしたいです(笑)。

(取材・文=北野 創/撮影=石川真魚)

THE SIXTH LIE『Hibana』

■リリース情報
『Hibana』
発売:2018年6月6日(水)
価格:¥1,200+税

<CD収録内容>
・Hibana(TVアニメ『ゴールデンカムイ』EDテーマ)
・Flash of a Spear
・Hibana<Instrumental>
・Flash of a Spear<Instrumental>

■ライブ情報
『LIVE SINGularity ver.2.0』
6月24日(日)Shibuya REX
open17:30/start18:00
all standing 前売¥2,500/当日¥3,000(税込・入場時別途ドリンク代)

THE SIXTH LIE オフィシャルサイト

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