米津玄師、TWICE、ONE OK ROCK、欅坂46…YouTubeチャートで強さ見せる要因は?
作品力と独自路線が人気に繋がっている坂道シリーズ
AKB48の公式ライバルとして登場した乃木坂46とその妹分の欅坂46は、オリコンチャートだけでなくYouTubeチャートでも強さを見せている。アーティストランキングでは5位に欅坂46、7位に乃木坂46と本家AKB48を凌ぐ勢いだ。こうした人気の理由として挙げられるのは、楽曲そのものに加えてメンバーが見せるパフォーマンスや作品中での演技など、ミュージックビデオから確認できる様々な要素をファンが考察したり楽しんでいる雰囲気があるところだ。つまり、聴くためだけではなく観るためにも再生されている。さらに、乃木坂46「シンクロニシティ」の映像美やしなやかなダンスであったり、欅坂46「ガラスを割れ!」での強く世間に訴えかけるような振る舞いなど、今までのアイドルにはない路線を追求しているのもポイントだろう。
音楽を楽しむ上でもはや欠かせないツールとなっているYouTube。今回の「YouTubeチャート」のサービス開始により今後音楽シーンがどのように変化していくのか、また現在のこの”米津旋風”に誰がどのように切り込んでいくのか、今後の動向に注目したい。
■荻原 梓
88年生まれ。都内でCDを売りながら『クイック・ジャパン』などに記事を寄稿。
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