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THE SxPLAY × 山田悠介『僕はロボットごしの君に恋をする』対談 劇場版アニメ化も決定!

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 『リアル鬼ごっこ』や『スイッチを押すとき』、『その時までサヨナラ』などの作品で知られるベストセラー作家・山田悠介。彼の4年ぶりの長編小説『僕はロボットごしの君に恋をする』が、昨年10月21日に刊行された。小説のラストで明かされる秘密が多くの反響を呼び、約半年で発行部数15万部を突破。その“僕ロボ”ヒットを記念し、4月26日、THE SxPLAY(菅原紗由理)自主企画イベント『『SxPLAY Studio Show 番外編〜“僕ロボ”15万部突破記念公開インタビュー』が都内某所で収録され、ツイキャス、bilibili動画で生配信された。

 同番組には作者の山田悠介、『僕ロボ』アニメPVでのテーマソングを担当したTHE SxPLAY(菅原紗由理)が出演。リアルサウンドでは、同番組内でのインタビューを担当し、作品にまつわるエピソードや制作裏話について聞いた。そして番組終盤では新たなプロジェクトの始動も発表。さらなる“僕ロボ”が幕を開けることとなった。(編集部)

 重要視しているのは物語(山田悠介)

ーー『僕はロボットごしの君に恋をする』が15万部を突破しました。おめでとうございます。

山田悠介(以下、山田):たくさんの方に読んでいただいて、ありがとうございます。でもほんとに15万部も売れてるんですかね?(笑)。

THE SxPLAY:ちゃんと売れているようですよ! 本屋で“僕ロボ”を見るたびについついにやけちゃうし、SNSでも「予想外のラストに衝撃が走りました」「マジで面白いから読んで!」というコメントを目にします。今もすごい反響がありますからね。本当におめでとうございます!

山田:自分じゃ、なかなか実感が湧かなくて。みなさんのプロモーションのおかげです。僕のデビュー作『リアル鬼ごっこ』の時は最初1000部だったですからね。

ーーラストに向けての展開にはかなり惹きつけられました。今作の執筆のきっかけはどのようなものがあったのでしょうか?

山田:きっかけってけっこう難しくて……いつも直感なんですよね。“僕ロボ”の題材にしているAIとかロボットに興味があるので、それを基にしたいなという構想はありました。

THE SxPLAY:小説ってどうやってできるのか、すごく興味があります。終わりをちゃんと考えて、それに向けて書くのかとか。

山田:作品によるんですけど、今回はまず基本的な路線、全体像があって、そこからあまり変わってなかったと思います。構想段階からだと長いですけど、書き始めてからは3〜4カ月くらいで完成したと思います。

ーー今回、題材にしたAIやロボットのテクノロジーに関することは、やはりかなり研究されたのでしょうか?

山田:研究というほどではないです。僕はその分野の専門家ではないので、ただ好きで注目しているというか。僕が小説を書くにあたって重要視しているのは物語なんです。

ーーその物語を作っていくにあたっては、登場人物が大きな要素を持つと思いますが、その人物のキャラクターはどうやって描いていくんですか?

山田:どうしたって、自分が関わってきた人間がキャラクターとして出てくる。自分とはまったく別世界の人間は描きづらいですね。だからどうしても自分と考え方が似てくるというか。

THE SxPLAY:曲もそうですね。自分の経験からじゃないと、嘘になってくることも多くなっちゃうし。

ーー“僕ロボ”を読んでTHE SxPLAYさんは、どんなシーンが印象的でしたか?

THE SxPLAY:すべて言っちゃうとネタバレになりそうですけど……主人公の健(大沢健)が幼馴染の陽一郎(天野陽一郎)とその妹、咲(天野咲)の両親のお葬式で咲にワスレナグサを渡すシーンですね。あれは卑怯なくらい感動しました。そこからワスレナグサに二度泣かされるんですけど、さすが山田さんっていう。

ーー小説を書くにあたっては、いろんなギミックを施していくと思うんですが、山田さんがルールにしていることはありますか?

山田:書いてる時にネットサーフィンをしないことかな(笑)。

THE SxPLAY:(笑)。やりがちですけど!

山田:まじめに答えると、僕の小説は若い人たちに読んでほしいと思っているので、今流行っているもの、話題はできるだけ取り入れたいなと思っています。それ以外はそんなに縛りは作っていなくて。自分の作品に、こう感じてほしい! というメッセージをこめているというよりは、エンターテインメントとして純粋に楽しんでもらえるかどうかというところですね。エンディングに関しては、基本的に僕の性格がどうしてもS寄りなんで(笑)、みんながほっこりするようなハッピーエンドにはしたくないというところもあると思います。後味を悪くしたくなっちゃうというか。屈折してるんですかね(笑)。

THE SxPLAY:でも私は“僕ロボ”でほっこりする気持ちにもなりましたよ。

山田:“僕ロボ”には恋愛の要素も入れているので、ほっこりする要素もあるかもしれないですね。

ーーそもそもですが、山田さんはなぜ小説家を目指したのですか?

山田:最初は小説家ではなく、物語を作りたいと思ったのがきっかけですね。でも物語を映像で表現するには、自分ひとりではできないし、どうやったら具現化できるかなと考えたのが小説だったんです。

THE SxPLAY:その物語を作りたいという表現の欲は何が影響したんですか?

山田:そうですね……表現への影響かどうかわからないけど、『ターミネーター2』はすごく好きです。パート2ってパート1を上回ることがないと僕は思っているんですけど、『ターミネーター』は2がどうしても印象に残ってる。

THE SxPLAY:山田さんのこれまでの作品を考えると、ホラーかと思いました。

山田:ホラーは見ない人ですね。それよりは、動物とか自然とかを捉えたドキュメントを比較的多く観ますね(笑)。自分の生活にない、未知の世界のものが好きなんですよね。やっぱり知らない世界が面白いじゃないですか。そういう未知のものというところではドキュメント以外では北野作品のヤクザ映画も好きですけどね。

THE SxPLAY:私も『アウトレイジ』は観ました。あと、最近観たものの中では『ブレイキング・バッド』がめちゃくちゃ面白かったです!

山田:『ブレイキング・バッド』はまだ観たことないな。実は最近映画もドラマもなかなか観れてないんです。夜、寝てしまって(笑)。だから小説を書くのも朝が多いですね。音楽は少し前に海老名SAで買ったCDなんですけど、あの広末(涼子)さんがジャケットの……。

ーー『ラブとポップ 〜好きだった人を思い出す歌がある〜 mixed by DJ和』ですね。

山田:そうです。車の中で今よく聴いてますね。僕が中学生くらいの時かな、その時の懐かしい曲がいっぱい入ってて。中学時代は毎日くらいカラオケに行っていたので、その頃の曲には思い出も深いですね。

THE SxPLAY:山田さんがカラオケって、なかなか想像できないですね(笑)。

山田:子供のために、今は星野源さんの「ドラえもん」をよく歌ってますよ(笑)。

      

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