乃木坂46、一つの“絶頂”を迎えた2017年 移ろいゆくグループの足跡を辿る

 先日、一足早く深川麻衣が主演の映画『パンとバスと2度目のハツコイ』を観る機会があった。深川が持つ間や空気感が活かされた、日常の中にある“特別”が丁寧に描かれた映画だ。その帰り道には、立ち寄ったみずほ銀行のディスプレイに映る永島聖羅の姿が目に止まった。変化し、進み続ける乃木坂46だが、その陰にはたくさんのバトンが受け継がれてきたことを改めて感じる瞬間だった。

 東京ドーム公演の先には、ドームツアー、日産スタジアムなど、更なる高みが待ち構えている。生田絵梨花は乃木坂46として初のソロライブ『MTV Unplugged』を行い、西野七瀬はドラマ『電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~』(テレビ東京系)の主演に挑むなど、個人活動でも充実期を迎えている。2018年は、グループだけでなく、メンバーそれぞれが望む「絶頂」のステージが、乃木坂46の新たな場所を示していくことになるだろう。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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