ワンマンライブ『J☆Dee'Z LIVE 2017 -Colorful J☆Dee’Z-』レポート
J☆Dee'Z、duoワンマンで示した“著しい成長” 金管楽器加えたライブパフォーマンスの充実
NYでの武者修行を経て完成し、ライブではボディパーカッションを披露することで定着してきた「Answer」も、この日は一味違う。これまでは足に鳴り物を付けてパフォーマンスしてきたが、今回は何も装備せず、真の意味でのボディパーカッションに。しかもイントロ部分をいつもより長尺にするなど、成長を感じさせるアップデートが施されていた。
7thシングルリリース告知のあとには、カップリングとして収録予定の「カラフルジャンプ」(TVアニメ『パズドラクロス』エンディングテーマ)が披露された。Nono曰く「全力でパズドラをやっているような振付」という同曲は、ここ最近の彼女たちには珍しい曲調だが、「ニャゴニャゴジャンケンのうた」「ピースマイル!」といった楽曲をリリースしていたことを考えると、これもまた彼女たちの個性の一つなのかもしれない。その次にパフォーマンスされた、ライブ定番曲「だいすき」(岡村靖幸)のカバーとのギャップには、今のJ☆Dee’Zの持つ幅の広さを改めて感じさせられた。
ライブ終盤では、amiが「前回を越えたい気持ちが強くて、自分にプレッシャーを掛けて不安にもなったけど、始まってからは一人ひとりに感謝の気持ちでいっぱいになったし、ここから一人もこぼさずに武道館へ連れていきたい!」と決意表明すると、MOMOKAは「不安もあったけど、皆が待っていてくれると思えばなくなったし、実際楽しかった」、Nonoは「ワンマンを重ねるたびに景色が違う。これからもみんなと一緒に色々な景色を見たいし、これからJ☆Dee'Zはもっと逞しくなっていきます」と語り、最新曲「Melody」へ。楽曲を手掛けたSoulifeの河田総一郎が「切なさもあるけど爽やかで、5年後10年後にも残るメロディライン」を意識して制作し、メンバーも「自分たちの本来の声がそのまま出るような感覚」と語ったこの曲を、ありったけの感情を込めて披露したところで、本編が終了した。
アンコールはキュートなダンスナンバー「Chocolate」からスタートすると、MCではサプライズとしてWWW Xでの次回ワンマンが発表に。3人は思わず目を潤ませながら、次々とワンマンライブが決まる状況を喜びつつ、もう一度「Melody」をパフォーマンス。今度は頭サビをバラード調にアレンジし、よりクライマックス感を演出すると、最後にはコーラス部分を大合唱し、ライブが終了した。
次回のワンマン・シングルも決定するなど、代官山LOOPでのワンマン以降、順調とも言えるキャリアを重ねつつあるJ☆Dee’Z。いまはまだ彼女たちにとって大きいと思えるWWW Xさえも、公演が行なわれる2018年の3月には小さく感じるのだろう。そう予感させるほど、この日のライブで見せた成長は著しいものだった。
■セットリスト
1.Fun Time Funk!!!
2.Dream Arch
3.Let the music flow
4.伝えたいこと、ちゃんと伝えなくちゃ
5.Secret Summer
6.Feel Good
7.Beasty Girls
8.MORNING HOPE
9.DISCO WINNER
10.ともに(カバー)
11.Good-bye days(カバー)
12.Answer
13.カラフルジャンプ
14.だいすき
15.Melody
En1.Chocolate
En2.Melody
■リリース情報
7thシングル『ひとひらの涙 / カラフルジャンプ』
11月22日(水) 発売
初回生産限定盤(CD+DVD)¥1,800円(税込)
※紙ジャケット仕様
通常盤(CD)¥1,200円(税込)
※J☆Dee'Z×テレビアニメ「パズドラクロス」書き下ろしイラストステッカー封入
<収録曲>
M1.ひとひらの涙
M2.カラフルジャンプ
M3.未定
M4.ひとひらの涙-Instrumental-(通常盤のみ収録)
<DVD収録曲>(初回生産限定盤のみ)
M1.「カラフルジャンプ」Short Music Video
M2.「Fun Time Funk!!!」Short Music Video
M3.「伝えたいこと、ちゃんと伝えなくちゃ」2017.07.19 LIVE ver.
M4.「Melody」2017.07.19 LIVE ver.
M5.「Dream Arch」2017.07.19 LIVE ver.
■アニメ情報
『パズドラクロス』
テレビ東京系6局ネット 毎週月曜日 夕方6:25~
BSジャパン 毎週水曜日 夕方5:29~
パズドラクロス ポータルサイト
テレビ東京・あにてれ パズドラクロス