山本彩、EXILE TAKAHIRO、Dream Ami、伊東歌詞太郎…グループを経て発揮されるソロの魅力

伊東歌詞太郎『二天一流』

 宮田“レフティ”リョウとのポップユニット“イトヲカシ”としても活動している伊東歌詞太郎の3rdフルアルバム『二天一流』。2012年から投稿を始めたニコニコ動画の“歌ってみた”カテゴリーで高い支持を獲得し、2014年にボーカロイド楽曲のカバーを中心としたアルバム『一意専心』でメジャーデビューを果たした伊東。前作『二律背反』(2015年)から約2年半ぶりに発表された本作には、シンガーソングライターとしての彼の個性がさらに色濃く反映されている。<リアルなものは消えてくけど/残ったものはすごいだろう>と歌う「IMAGINE」、<誰かの大事な 心を壊して/気づいていないなら ぼくの言葉を聞いて>と語りかける「誰かと誰かが出会うとき」。人と人を結びつける音楽の力に対し、おそらく彼は微塵も疑いを持っていない。優れた楽曲は必ず多くの人に伝わり、そこで生まれた連帯によって世界は良い方向に向かうーーその信念こそが伊東歌詞太郎の魅力の本質なのだろう。

10月4日発売 伊東歌詞太郎3rd Fullアルバム『二天一流』クロスフェード 第二弾!

■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。

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