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欅坂46主演ドラマ『残酷な観客達』と新アルバムの繋がりは? 深まり続ける物語の謎に迫る

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 欅坂46の1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』のCMが公開された。また、1stアルバムのリード曲である「月曜日の朝、スカートを切られた」や「少女には戻れない」がラジオで初オンエアされるなど、欅坂46らしいセンセーショナルな新曲も次々と明らかになっている。

 アルバムの発売日である7月19日の深夜(日付は20日)に、奇しくも欅坂46主演ドラマ『残酷な観客達』(日本テレビ)の地上波放送が最終回を迎える。アルバムにはドラマの主題歌である「エキセントリック」も収録されており、曲を聴き込んで最終回に臨めば、物語を解くヒントを知ることができるのかもしれない。

 さてドラマだが、1週間先行で配信されているHuluでは既に最終回の予告が流れていて、予告のラストシーンがファンの間で話題を集めている。それは、出席番号17番・葉山ゆずき(平手友梨奈)と14番・永嶺みこ(長濱ねる)がプールサイドにいるのだが、ゆずきだけ水面に姿が映っていないというカット。ミスリードさせる予告編は稀にあるが、ファンの間では「誰かが死んだ世界なのでは?」「病室で生死を彷徨っている世界なのかも?」といった憶測が飛び交っている。

 たしかに長濱演じるみこの言葉を初回から振り返ると、「私、ゆずきとなら死ねるよ」や「私は永遠にゆずきの側にいたいだけ」と、ひたすら死を連想させているのが気にかかる。またドラマの予告映像の最後では、みんなに取り囲まれた平手がひとりだけ机の上で寝ているし、新アルバムに収録されている平手のソロ曲のタイトルが「自分の棺」というのも興味深い。

 前回放送の第8話は、今まで関係性を引っぱってきたゆずきとみこの過去が徐々に見えてくる話であった。回想で描かれていたのは、仲良しだった無邪気な中学時代と、お互い変わったとすれ違いが出てくる高校時代。思春期特有の恋愛感情なのか、環境の変化なのか、または学校の真実を知ってしまったせいなのか……高校入学を機にゆずきと接するみこの態度には変化が表れる。


 特に印象深いのが、バスの中でみこがゆずきの肩に頭をもたれるシーン。ゆずきが「高校つまんないね。まぁ慣れるまで我慢だね」と言うと、みこは「また会いたいって気持ちは3つのことで作られているんだよね」と不意に返し、次の条件を述べる。

1.この人といると楽しい
2.この人といると成長できる
3.この人に大事にされている

 そしてみこは「ゆずきはその全てを満たしてる」と続ける。

 第8話のラストで、プールから脱出した生徒達の中にみこの姿はなく、ゆずきは必死にプールへ探しにいくと、そこにはプールに浮かぶみこの姿が。ゆずきが駆け寄ると抱き合い、「戻ってきてくれるって信じてた」と言うみこ。ふたりの間の友情や愛情を示すようなシーンは、先に述べた伏線を回収するために用意されたものなのか。ただ、「戻ってきてくれるって信じてた」というセリフは、ここが死を彷徨う状況ならば、息を吹き返したともとれる。

 またみこの言動で不自然に感じるのは、ゲームを監視しているかのごとく、ルールを破りそうになった生徒へ「死んじゃうよ」と注意をしていること。第9話では、裏道からプールを脱出すると、みこは不敵な笑みを浮かべながら、二手に分かれた別グループの8番・坂本はな(齋藤冬優花)と合流しみんなを職員室へと誘う。親友のゆずきさえも知らない顔の誘導係である。みんなをいたずらに案内する様子は、まるで『不思議の国のアリス』の白ウサギのようでもあり、みこの謎は一層深まるばかりだ。

      

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