ヤバイTシャツ屋さんがフェスで見せる“エンタメ” 音楽とパフォーマンスから人気の理由を考察

 「若年層の共感を得る歌詞」+「本格的なメロコアサウンド」+「ライブに初めて来た観客でも乗りやすいコール&レスポンス」が絶妙にマッチしたヤバTの楽曲は、彼らをフェスで初めて観る人にとっても親近感が湧きやすい。身近さを感じる一方、生でステージを見ると熱いパフォーマンスに圧倒される。その絶妙なバランスがファンを急増させているヤバTの魅力なのだろう。

 音楽フェス、特にロックバンドが中心に集まるフェスにとって、今やヤバTは必要不可欠な存在になってきている。フェスの出演者リストで彼らの名前を見る機会は、近年圧倒的に増えた。どんなステージでも確実に盛り上げる実力を持つヤバTに、様々なアーティストが集まるフェスにおいて“絶対的な安心感”を持つ人も多いのだろう。先日、彼らは『FREEDOM NAGOYA'2017』の終演後、公式Twitterで9月にリリースされるシングル、その後発売予定のアルバムの<オリコン1位>を公言した。フェスでの彼らのステージに集まる観客全員がCDを手に取ってくれれば、1位も夢ではないはずだ。

■日野綾
音楽ライター。J-POPを中心にインタビュー、ライブレポートを「VANITYMIX」などで執筆。
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