AKB48グループに“革命”は起こるのか? 『ご当地アイドルの経済学』著者が総選挙の重要性を解説

 荻野由佳が55,061票で2位に差をつけてトップを走るものの、上位グループを含め全体的に投票数は均衡している印象だ。最後に田中氏は、本投票への期待を次のように語った。

「まだ100位にも入っていませんが、阿部芽唯さん(AKB48 チーム8)やアイドルとしての花があり昨年76位にランクインした加藤美南さん(NGT48 チームNIII)、現在24位の山口真帆さん(NGT48 チームNIII)といった若手勢に注目しています。特に、SHOWROOMでスキャンダルに見舞われた山口さんが、どこまでファンに支持されて復活していくのかは気になるところ。一方で、SKE48やHKT48は松井さんや指原さんがいるものの、グループ全体としては相対的に下位傾向にあるため、次世代を担う10代の子たちが浮上してくることに期待しています」

 波乱の幕開けによって、より一層世間からの注目度が高まった今回の総選挙。AKBグループの新たなる幕開けが、ここから始まるのかもしれない。

(文=泉夏音)

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