Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST……ジャニーズ次世代担う若手グループの魅力と役割

 2016年12月31日をもって解散したSMAP。長年ジャニーズ事務所を支えてきた、偉大なるアイドルグループが解散したとあって、後輩ジャニーズグループたちも様々な思いを抱いているだろう。これからTOKIO・KinKi Kids・V6などのベテラン勢、嵐・NEWS・関ジャニ∞などの中堅グループが一丸となって、ジャニーズを盛り上げていかなければならない。もちろん、若手グループも然りだ。そこで今回は、若手グループのSexy Zone・A.B.C-Z・ジャニーズWESTの若手3グループの魅力を振り返り、この先の可能性について考えてみたい。

Sexy Zone

 若手グループきっての容姿の良さと、正統派なアイドル性を持っているSexy Zone。不動のセンター・佐藤勝利は2016年に放送された『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)内で、AIがイケメン判定をした際に「94点」という高得点を叩き出すほど整った顔立ちだ。王子キャラとして名を馳せる中島健人は、徹底してアイドルを演じており、ファンへの対応やテレビ、コンサートで見せる姿も一切のブレがない。インテリジャニーズ・菊池風磨は、現役の慶応ボーイ。ステージ上ではクールにパフォーマンスを決めるが、一度マイクを持つとクシャッと笑い、人懐こい笑顔を武器に周りを虜にする。さらに、無邪気で天然キャラの松島聡、天真爛漫なマリウス葉というメンバーが集まることで、無敵感が増す。様々なキャラクターのメンバーにより、まんべんなく女性の好みを網羅している点は、まるで乙女ゲームのようだ。もちろん、Sexy Zoneを知れば知るほどより深い魅力が分かるようになるが、自分の好みのメンバーが必ずいるという点においてはジャニーズ初心者にとってピッタリのグループなのではないだろうか。今後、「ジャニーズ全体のドアマン」としての地位を築いていける、ポテンシャルの高いグループだろう。

A.B.C-Z

 コンサートで行なわれていた塚田僚一の連続バク転がテレビで放送され、すっかり「肉体派」のイメージがついたA.B.C-Z。『ジャニーズカウントダウン2016-2017』内の「グループチェンジメドレー」では、アクロバットの先輩であるV6の「MADE IN JAPAN」を披露したり、屋良朝幸が振付した「Fly a Flag」を屋良と共に披露したり、「肉体派」「レベルの高いダンス」「アクロバット」をアピールした。A.B.C-Zは、テレビ出演こそ少ないものの、ほぼ1年中舞台を行なっているグループだ。現在も戸塚祥太と塚田が『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』に、五関晃一が『シェイクスピア物語〜真実の愛〜』へ出演中で、4月5日からは戸塚が『Defiled』、4月26日からは塚田が『サクラパパオー』への出演が決定している。ジャニー喜多川氏の「ルーツは舞台」という思いを受け継ぐグループと言っていいだろう。広く名を広めることもジャニーズグループの一つの在り方だが、舞台の質を上げるというA.B.C-Zにしかできないことがあるのだ。ダンス・アクロバット・舞台、と「ジャニーズらしさ」を広めていくグループとして活躍し続けて欲しい。

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