三代目 J Soul Brothers 岩田剛典の快進撃は続くーー演技やダンスに活かされる努力の姿勢
アクションシーンが多い『HiGH & LOW』では殺陣の練習をしたり、アメリカンプロレス団体WWEの映像を見たりするなど、映像栄えする努力も欠かしていない。『砂の塔~知りすぎた隣人』でも、演技に対する真摯な態度が見える。「塚原監督は撮影する画に対して迷いがない方なので、いい意味でズバズバおっしゃってくださるんですが、それがすごく明確なんです。ちょっとした仕草や言い回しで生方のチャームポイントがはっきり見えるようになるということも勉強になっています。僕はまだまだお芝居の経験は少ないので、いろんなことを吸収して成長させていただけている現場だと日々実感しています(出展:http://www.tbs.co.jp/sunanotou/interview/)」と、貪欲さを垣間見せた。
そしてこの「努力」が、三代目 J Soul Brothersの活動にも活かされているのではないだろうか。岩田がダンスを職業にしようと決意したのは、大学在学中に企業就職の内定を得た後だ。早い時期からプロになることを決めていたわけでない。スタートが遅い分、周りと差がついてしまいがちだが、たゆまぬ努力をし続けた結果他のメンバーと比べても見劣りしないダンススキルを習得している。こうした努力をし続ける姿があるからこそ、岩田は絶大な人気を獲得しているのではないだろうか。「努力は報われる」、それを証明するかのような岩田の姿は、これからも多くの人の心を掴んでいくだろう。
(文=高橋梓)