『はじまりのうた』、『Little Glee Monster』、『Joyful Monster』リリースインタビュー
Little Glee Monsterが明かす“2つのはじまり”と2ndアルバムの挑戦「ワールドツアーへの一歩に」
「2016年は日々充実していて、いろんな経験ができた1年」(かれん)
ーー確かに、この曲は20歳を超えてから歌っていたらまったく違うものになったでしょうし。特に今年は、どんどん新しいことに挑戦しつつもしっかりリトグリらしさをキープして自分たちを高め続けていることを、シングルのたびに強く感じさせられました。
全員:ありがとうございます!
ーー今年を振り返るにはちょっとだけ早いですけど、2016年はリトグリにとってどういう1年でしたか?。
麻珠:すごく早く過ぎていったなという気持ちもありつつ、いろんないい経験もさせてもらってたくさん成長できた1年だったんじゃないかな。
かれん:それに今年は、昨年以上にいろんなメディアにたくさん出させてもらったし。
manaka:今年は歌ってない日のほうが少ないぐらいだったので、それがすごくありがたくて。中には失敗したこともあったけど、すごく嬉しい成功もあったしね。
ーー2016年は1月6日に1stアルバム『Colorful Monster』をリリースするところから始まりましたが、あれからもう1年経とうとしているわけですし。
芹奈:そう考えると本当に早い(笑)。でも「もう1年が終わるんか!」ってぐらい、無駄な時間もなかったなぁ。
かれん:特にこの夏は毎日イベントが入っていて、気がついたら夏が終わってた感じなんです。それぐらい日々充実していて、いろんな経験ができた1年だったなと思います。
芹奈:こうやって「1年早かった」と言えることも嬉しいですし、いろんな経験をさせてもらえたことも、いろんな方たちに出会えたことも嬉しいですし、すべてのことに感謝したい1年ですね。
「英語詞オリジナル曲がワールドツアーへの一歩につながれば」(芹奈)
ーー年明け1月には2ndアルバム『Joyful Monster』がリリースされます。
麻珠:しかも『Colorful Monster』発売からちょうど1年後の、1月6日発売なんです。
ーーここで2016年の成果をしっかり見せられるわけですね。インタビュー時点では制作の途中なので録り下ろし新曲は数曲しか聴けていませんが、楽曲のバラエティは前作にも引けを取らず、1曲1曲がより濃厚になった印象を受けました。皆さんとしては1枚目からどういうところが変わったと思いますか?
かれん:今回初めて全編英語詞のオリジナル曲「Catch Me If You Can」ができて。今までもカッコイイ曲はあったんですけど、またそれとも違うカッコ良さがあるし、ささやきとかも入っていたりして、新たな挑戦が詰まってると思います。
ーー英語詞に関してはこれまでも洋楽のカバーをやっていて、それは既存の曲を耳で聴いて覚えることができますが、オリジナル曲となるとそう簡単にもいきませんよね。
芹奈:めっちゃ大変でした。ゼロから始まるので自分たちなりに工夫もするし、英語を教えてもらいながらレコーディングをしたので、久しぶりにレコーディングでガチガチになっちゃいましたね。
かれん:言い回しが速いから、最初は口が回らなくて。
ーーでも実際に完成した曲を聴くと、英語詞はすごく自然に聞こえましたよ。
芹奈:よかった(笑)。私たちにはワールドツアーをしたいという夢があるので、この曲がその一歩につながればいいなと思います。
ーーそれと個人的には「Hop Step Jump!」も気に入っていて。この曲を聴いていると、ドリカムが90年代前半に音楽シーンを突き抜けていったあの感じを思い出すんです。
全員:えーっ!
manaka:ドリカムさんと比べてもらえるなんて光栄です。嬉しい(笑)。
ーー他にも現在『めざましどようび』(フジテレビ系)のオープニングテーマとしてオンエア中の「春夏秋冬」も初収録されます。
芹奈:「春夏秋冬」は以前からあった1曲なので、こういう形でリリースできて嬉しいです。
麻珠:この曲にも「Magic Snow」的なカワイイ要素があるので、そこも楽しんでいただけたらなと。
かれん:朝がテーマの爽やかな歌詞だしね。
アサヒ:『めざましどようび』のテーマソングというのがまず嬉しいよね。
芹奈:うん。『めざましどようび』を通じて、リトグリのことを知らない人にも「誰の曲だろう?」と気になってもらえたら嬉しいですね。
ーー2ndアルバムが1stアルバムと大きく違うのは、いろんなところで耳にしたことがある楽曲が一気に増えたことじゃないかと。その強みは1年前とは全然違いますよね。
アサヒ:そうですね。前作ではそういう曲が「好きだ。」の他に数曲しかなかったけど、今回はこんなにたくさん、少しでも聴いたことがあるような曲が入っているので、手にとってもらいやすいんじゃないかなと思います。
manaka:しかも全部、今年発表した曲やもんな。そう考えるとこの1年、本当にすごかったんやなって思いますね。
「日本にあるすべての大会場でライブをしたい」(manaka)
ーー1stアルバムはそれまでの集大成という形でしたから、この1年がどれだけ濃かったんだって話ですよね。それを2017年の頭に発表し、リリースの2日後には武道館ライブ。そろそろ実感は湧いてきましたか?
芹奈:リハーサルはこれからなので、正直まだ実感はあまりなくて。
ーー前回お話を聞いたとき(参考:Little Glee Monster、“高校生のうちに武道館公演”到達の喜びと新作での変化を語る http://realsound.jp/2016/08/post-8791.html)は、発表直前のタイミングでしたが、発表後の反響はすさまじいものがありましたね。チケットも即日完売でしたし。
manaka:自分たちが目指していた場所でライブができることも嬉しいですけど、そこを即完できたことも嬉しくて。ここからさらに大きい会場を即完できるようになりたいなと、次の目標にもつながりますしね。やっぱり日本にあるすべての大会場でライブをしたいという思いがありますし、2017年はそんな大きい会場に自分たちが負けないように歌っていきたいなと思っています。
ーーそれだけ自分たちのお客さんを増やしていくというのも課題でしょうし。
芹奈:そうですね。皆さんをどんどん巻き込んでいきたいので、このまま止まらずにどんどん成長していきたいです。