嵐の活躍にタッキーは不可欠だった? 櫻井翔と滝沢秀明13年ぶりの共演で見えた新たな関係性
嵐の櫻井翔と有吉弘行が司会を務める『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)の7月14日放送回に滝沢秀明と武井咲が出演し、滝沢と櫻井が13年ぶりの共演を果たした。
ジャニーズ黄金期と呼ばれた1990年代、ともにジャニーズJr.として活動しデビューを迎えた2人。櫻井より滝沢のほうが半年ジャニーズ事務所への入所が早いものの、同い年で活動時期が重なるにもかかわらず、これまでまったく接点がなかったそう。バラエティ番組での共演もなければ、プライベートでの関わりもない。いつしかファンの間では「犬猿の仲」と呼ばれるようになったのだという。同番組では2人のデビュー前の歴史から現在までを振り返り、「何が原因で2人の不仲が囁かれることになったのか?」ということを検証した。
滝沢はジャニーズ事務所に入所後、すぐにドラマ『木曜の怪談』(フジテレビ系)で主演に抜擢。ドラマで共演していた今井翼と当時人気ジャニーズJr.の一人だった川野直輝とともに“怪談トリオ”の愛称で親しまれ、絶大な人気を誇った。また、ジャニーズJr.が出演するレギュラー番組では司会を務め、100人規模のジャニーズJr.のなかで別格の存在として君臨していた。櫻井曰く「エリート中のエリート」だったのだ。しかし、滝沢は当時「Jr.もファンも敵に見えていた」と、華やかな活躍の裏で周囲からのプレッシャーと戦っていたことを明かした。そんな滝沢だが、デビューは嵐よりも後。嵐のデビュー当時には、嫉妬するJr.たちを集めて気持ちよく送り出そうと呼びかけたというエピソードも明かされた。
一方、櫻井も滝沢に半年遅れて入所後、先輩グループのバックダンサーを務めるように。しかし、なかなか日の目を見る機会に恵まれなかった櫻井は、当時のことを振り返り「タッキーのことを斜めに見ていた」と告白。そして、意識的に滝沢と距離を置くようになっていたのでは、と当時のことを振り返った。MCとして活躍する滝沢の姿を見ては「なんだかな〜と思っていた」のだという。しかし櫻井も嵐としてデビューし、当時の滝沢のようにMCを務める機会が増えていった。そしてようやく滝沢の大変さに気づき、当時の自分に後ろめたさを感じるようになったと語った。
滝沢はタッキー&翼でデビュー後も舞台での活動に力を注ぎ、ジャニーズJr.の後輩の面倒をみながら、ジャニーズ全体の繁栄を目指し活躍してきた。それに対し櫻井は、テレビやコンサートでの活動を中心に、ジャニーズの看板を背負いながらトップアイドルの地位を築いていった。それぞれの活躍すべき場所でそれぞれが精一杯活躍してきたからこそ、今のような関係にたどりついたのではないだろうか。両者が直接的に交わることがなかったとしても、事務所全体をまとめる滝沢の存在があったからこそ、櫻井はじめ嵐のメンバーはグループ活動に専念できていたようにも思う。