鈴木香音の卒業で、モーニング娘。'16はどうなる? 彼女の功績と今後のグループ動向を探る

 モーニング娘。'16の鈴木香音が2月7日、大阪で実施した『冷たい風と片思い/ENDLESS SKY/One and Only』のCD購入者対象イベントで、グループからの卒業を発表した。

 鈴木は9期メンバーとして2011年にグループへ加入し、以降はモーニング娘。をバラエティ面で牽引、“ズッキ”の愛称で広く愛された存在だ。今回の卒業について、彼女はブログ内で「昨年から将来について真剣に向き合うようになり、(中略)『福祉にかかわる仕事をしたい』という夢に向かうこと」を決断したと明かしている。

 モーニング娘。'16は、2015年末に鞘師里保が卒業したばかり。ここで同じく9期・17歳の鈴木がグループを去ることは、グループにとって大きな損失となるのではないか。『アイドル楽曲ディスクガイド』の編者であり、同事務所のタレントに詳しいピロスエ氏は、彼女のグループ内におけるキャラクターについてこう解説した。

「ズッキは加入当初から『変顔』を特技としているなど、『笑いを取るためなら汚れ役もいとわない』というバラエティ向けのキャラクター。2015年はダイエットからのリバウンドが話題になったり、自身でその出来事をネタするという、アイドルとしては珍しい存在でした。ハロー!プロジェクトにはかねてよりグループ内に1人程度、バラエティ番組で活躍し、グループ全体の露出を増やすことができるメンバーがおり、2014年にモーニング娘。'14を卒業した道重さゆみや、元Berryz工房の嗣永桃子、℃-uteの岡井千聖などがこれまで活躍してきましたが、鈴木もその中の一人として期待が持てるメンバーだっただけに、今回の卒業は惜しまれます。また、彼女は海外でも人気メンバーとして、NYライブでも多くの声援を受けていただけに、海を越えたファンからも大きな落胆の声が上がっているでしょう」

 鈴木がグループにパフォーマンス面で与えた影響について、同氏はこう続ける。

「“激ヤセ”後にリリースしたシングル楽曲『Oh my wish!』では、鞘師がセンターを張っていた同グループにおいて、工藤遥とWセンターを務め、新たな形のモーニング娘。を提示してみせました。また、加入2年目のアルバム曲『笑って!YOU』では終盤のフェイクパートがファンの間で話題になり、将来の伸びしろを感じさせてくれました。これらのように、鈴木は要所要所でグループにおける別の可能性、あったかもしれない未来を垣間見せてくれる“未完の大器”だったという印象です」

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