miwaのバラード集がチャート1位に J-POPにおける“歌姫”のあり方はどう変化した? 

参考:2016年01月18日~2016年01月24日(2016年02月01日付)(ORICON STYLE)

 星野源『YELLOW DANCER』が10位圏内に返り咲き、back number『シャンデリア』も9位から8位へとランクアップしている今週。まだ2015年の香りは残っているので、昨年末の紅白歌合戦の話を。今さらといわず、少々お付き合いください。

 ディーバ・ウォッチングが趣味の私から見て、おや、と思ったのは、歌姫(それがR&B路線であれギター女子であれ)のスタンスの変化です。

 女性歌手に対して「ディーバ」という言葉が使われだしたのは90年代後期のことで、特徴は「アメリカのR&Bの系譜にあり、クラブでも受ける」音楽性、さらには「凛とした強さ」「自覚的なエロス」を放っていることでした。初期の象徴的な存在はUAや宇多田ヒカル。ま、音楽的な話はそのうち曖昧になり、ピンで歌っている美人ならR&Bなど関係なくディーバと呼ばれる時代になるわけですが、それでも「強さ」と「色気」だけは伝統的に続いていた。カワイイと言われるよりカッコイイと言われる存在。異性よりも同性に憧れられ真似される存在。安室奈美恵も、浜崎あゆみも、椎名林檎も、YUIも、とにかく「強い」目ヂカラが印象的で、カメラに向けて色っぽい流し目を送ることはあれど、無防備で爽やかな笑顔などなかなか見せなかったものです。

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