乃木坂46深川麻衣と若月佑美が語る、4年半の歴史と成長「グループにいるからこそチャンスを貰える」

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深川麻衣。

「デビュー当時にしか出せなかった輝きもある」(深川)

――深川さんはどの場面が印象に残っていますか。

深川:初期の映像が心に残っていますね。オーディションでメンバーが呼ばれて「これが乃木坂46です」って言われた瞬間とか、AKB48さんの『リクエストアワード』で初めてぐるぐるカーテンをお披露目したこととか。みんなが右も左も分からないなかだからこそ、いっぱいいっぱいになっている初々しさがあったりして(笑)。今は活動を続けることで輝きが増してきたと感じていますが、その反面、デビュー当時にしか出せなかった輝きもあるなと思っていて。自分で言うのも変ですけど、初期の映像を見て「キラキラしていて眩しいな」という感想を持ちました(笑)。

――深川さんは乃木坂46の“聖母”として、グループの精神的支柱であり続けています。メンバーの中でも、取り分け良い意味で目立った変化がないように見えるのですが、実際はどうでしょうか。

深川:でも、私も『16人のプリンシパル』で大きく変わったと思います。最初の『お見立て会』では、ファンの方を前にして足が震えてしまうくらい緊張して、話すのもいっぱいいっぱいだったんですけど、『16人のプリンシパル』では、それより大きい舞台で自分をさらけ出さないといけませんでした。緊張感とともに「嫌だな」という気持ちや恥ずかしさもありました。でも、自分と向き合って、自己PRもすごく考えましたし、何度も来てくれるファンの方に同じものを見せないように、絞り出して最後に出てきたものをちゃんと理解してもらえました。結果的にその日の2部にも選ばれて嬉しかったことは、いまだに覚えています。

――乃木坂46独自の催しである『16人のプリンシパル』が、それだけ苦難であり大きな成長の場である証ですね。

深川:みんなの姿を見ていても、第一回の『16人のプリンシパル』では、メンバー同士のぶつかり合いもあったりして。それぞれ自分のことで頭がいっぱいになっているのが、映像を通して改めてわかります。でも、回を重ねるごとにメンバーのメンタルも鍛えられていて、個人個人が強くなっていきました(笑)。

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深川麻衣(左)と若月佑美(右)

「下半期も自分の力で乃木坂46の名前を広める」(若月)

――映画内では、2015年の乃木坂46に起こっている動きとして、個人仕事の増加と、それぞれの成長も描かれています。今年も後半に差し掛かりますが、2人がそれぞれ2015年内に達成したいことを教えてください。

深川:メンバーは乃木坂46にいるからこそ、チャンスを貰えることが多い。最近だと若の『ヴァンパイア騎士』や、『じょしらく』、『帝一の國』(舞台・樋口日奈&井上小百合が出演)を通して、メンバーが演技で活躍しているのを見て「すごいなあ」と感じる反面「いいなあ」と思ったりして。私個人としては『16人のプリンシパル』しか演技経験はありませんが、どんどん「もっと演技を勉強したい」と思うようになっています。

若月:私が目標としていることって、丁度まいまい(深川)が言ってくれたことがまさにそうで。私、乃木坂46のオーディションで「人の人生に良い影響を与える人になる」という夢を話していたんです。そのために何が出来るかを考えて活動しているなかで、女優さんになりたいという夢が出来ました。夢に向かって突き進んでいく様子を見て、「自分も演技を勉強したい」って思ってくれるメンバーが出てきてくれるのは本当にうれしい。もちろん、応援してくれるファンの方にも、良い影響を与えていけたらと思っています。今年は映画やドラマ、舞台と充実した時間を過ごせた上半期だったので、下半期も自分の力で乃木坂46の名前を広めるために、もっと演技面で表舞台に立って活躍したいと思います。

(取材・文=中村拓海/写真=竹内洋平)

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深川麻衣(左)と若月佑美(右)
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『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』キービジュアル。(C)2015「DOCUMENTARY of 乃木坂46」製作委員会

■映画情報
『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』  
2015年7月10日(金)公開  
企画:秋元康 出演:乃木坂46
(C)2015「DOCUMENTARY of 乃木坂46」製作委員会    
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