関ジャニ∞、女装して歌うメリットとは? コンテンツとしての魅力を探る

 関ジャニ∞のメンバーが、女子に扮したガールズユニット「キャンジャニ∞」として今夏にCDデビューすることが発表され、話題を呼んでいる。キャンジャニ∞は、人気ゲーム「キャンディークラッシュソーダ」のTVCMのために結成されたユニットで、実際にデビューしてほしいとの声が多かったため、今回のデビューが決定したという。楽曲のタイトルは「CANDY MY LOVE」で、恋に恋する女子の切ない心境をテーマにしたミディアムバラードとなっているとのことだ。

 これまで関ジャニ∞は「エイトレンジャー」というヒーローに扮して映画出演し、実際にCDデビューをするなど、別名義での活動でも人気を博してきたが、今回の女装ユニットにはどんな楽しみが期待できるのか。

 ジャニーズに詳しい芸能ライターの佐藤結衣氏は、ジャニーズでは実は決して珍しいものではないという“女装”の魅力について、次のように語る。

「ジャニーズのメンバーが女装するのは、アイドル誌では定番の企画であり、人気のあるジャニーズJr.であれば必ず一度は通る道といっても過言ではありません。そうした企画が頻繁に行われるのは、本人たちはどう思っているかはわかりませんが、やはりファンからの需要があるからでしょう。普段からメイクと向き合っている女性にとって、メンバーが女装してどう変わるかは、非常に親しみやすいコンテンツなのです。女装をすると、甘いマスクだったメンバーが実は思いのほか男顔だったり、地味に見えたメンバーがすごく美人になったりして、単純に見ていて楽しいです。また、女装することでメンバーも乗り気になり、女性言葉を使ったりするのですが、そうすると“◯○と××は恋人っぽい”といった妄想を膨らませることもできます。多くの女性は子どもの頃に着せ替え人形を飾り立て、誰と誰が恋人同士で……といった具合にシチュエーションを想像して楽しみますが、ジャニーズメンバーの女装にも似たような楽しみがあるように思います。今回の楽曲は、そうした見方をするのも一興かもしれません」

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