夢みるアドレセンスが語る、メジャーデビューの意味 「報告を受けたとき、感極まって泣いちゃった」

20150318-yumead9.jpg
京佳

「4月になるとメジャーへの不安もなくなるのかな」(京佳)

――最初にメジャー・デビュー曲「Bye Bye My Days」を聴いた感想はいかがでしたか?

志田友美:イントロがめっちゃかっこよかったです!

小林玲:この曲をいただいたとき、すごく歌詞を自分に言い聞かせました。歌詞の「進む決意 勇気が必要だけど / 新たな景色を見にちょっと急ごう」とか、自分たちの曲なんですけどめっちゃいい曲だと思います。

荻野可鈴:歌詞も自分たちにも当てはまるし、これを伝えられる人間になりたいなと思いました。軽い言葉じゃないし、感情がないまま歌っても伝わらないから、たくさん曲を聴きました。曲を聴いて自分と照らし合わせて、共感したいなと思いました。未来の自分がどうなってるかと考えたりもしましたね。

京佳:「桜色の風吹く頃は 迷うことなんてないのかな」っていう2番のAメロの部分がすごく自分に当てはまるんです。メジャー・デビューするときはまだ桜が咲いてないけど、4月になると桜が散りだすじゃないですか? その頃には、もう迷うことないのかな、メジャーへの不安もなくなるのかな、って思います。私は高校生になるんですけど「4月には友達とかできてるのかな?」って思うので、「桜色の風吹く頃は 迷うことなんてないのかな」って歌詞にすごく共感しますね。「Bye Bye My Days」は私たちのアドレセンス感、思春期感も忘れてないし、「強がりな僕が顔を出してる」って歌詞に、私もよく強がったりしてるなと思います。

――それは誰に強がってるんですか?

京佳:家族とかに強がってるときがあるかな、って。

山田朱莉:うちはメジャー・デビューって聞いたときに、もっと調子乗ってる系? もっとかっこよくて背伸びした「イャハーッ!」って、アドレセンス感のない曲になるかと思ってたら、まさかの「Bye Bye My Days」が来て、「うちらのまんまやん!」って思って。「大人たちわかってくださってるやん!? うちらの気持ちのまんまの曲来たー!」ってなって、「なんでわかるの!?」ぐらいな感じでぴったりだと思いました。夢みるアドレセンスの曲って、思春期の「わかるわー、共感するわー」って曲が多いんですけど、「Bye Bye My Days」もアドレセンス感そのままだったので、嬉しかったしほっこりしました。うちも友美も高校卒業だし、京佳も中学卒業なんで、照らし合わせちゃいますね。

20150318-yumead12.jpg
山田朱莉

――「Bye Bye My Days」は、SCRAMBLESの田仲圭太さんが作詞作曲編曲で、松隈ケンタさんがサウンド・プロデュース。会ってみてどんな人たちでした?

京佳:ノリノリな方たちでした。

志田友美:初対面じゃないぐらい、すごくノリ良くしてくれました。

荻野可鈴:私、田仲さんと同じ山梨出身なんです。山梨トークしました(笑)。

京佳:自己紹介のとき、松隈さんが「僕は田仲圭太です」と入れ替えて言ってて、誰が誰だかわからなくて。そのまま信じてたら、みんなニヤニヤしながら「いや僕が松隈です」って言い出して(笑)。

小林玲:名前を真剣に覚えてるときに、「いや違う」って。

荻野可鈴:私、朝だったから対応が超適当だった気がする。「嘘でーす」「あー、そうなんですね」って(笑)。

山田朱莉:うちはすごい笑われてた! うちも「ホゲー」としてたからよくわかんなくて。

――なんで笑われてたんですか?

山田朱莉:名前変えられてたんですかね? それもわからず、「ごめん」と言われても「ピヨピヨ」って感じでした。

――レコーディングでは、田仲圭太さんと松隈ケンタさんから何か言われました?

荻野可鈴:田仲さんがすごくほめてくれるのが嬉しかったです。マニアックなポイントをほめてくれるんです、「春に向かう」の「か」の伸ばし方がいいね、とか。

志田友美:私は「どういう風に歌ったらいいんですかね?」って聞いたら「ビヨンセみたいに歌ってみて」と言われて(笑)。「派手に歌ってみて」とか言われて超戸惑ったんですけど(笑)。

山田朱莉:温室でした。温かい場所でした。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる