ORESAMA、Seiho、give me walletsらが躍動 “次世代・ネオ渋谷サウンドイベント”レポート

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 その後、メインアクトである、ぽん(ボーカル)と小島英也(プログラミング・ギター)による2人組ユニット・ORESAMAが登場。まずは小島が一人でステージに現れ、ダンサブルなトラック「KARAKURI」をプレイ。音源のファンキーさとは一味違ったフロア向けのサウンドに観客が踊りだすと、ぽんがダンサー2人を引き連れた特別編成でステージに。小島のカッティングギターが程よいソウル・ファンク感を引き出す「Morning call」や、ぽんのキュートなボーカルが前面に出たポップナンバー「全然気にしてないから僕のことは気にしないで」などを次々と披露した。

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 さらに「密告テレパシー」、「少年A」を歌い上げると、ぽんはこの日のテーマイラストを、『オオカミハート』を手掛けたイラストレーター・UTOMARUが描いていることを明かし、ダンサー2人が再び登場。彼女のイラストが全編にわたって使用されている「オオカミハート」のMVとともに同曲を披露した。EDM風のシンセ音が印象的なオープニングから、ファンキーなAメロ、ストリングスを入れたキャッチーなサビへと滑らかに移行する展開で観客を踊らせ、ラストには「愛は止まらない」を披露し、軽やかにステージを後にした。

 大トリにはSeihoが登場。自身のバンド・Suger’s Campaignのメジャーデビューが決定し、個人としても『7 Young J-producers to Watch Out For』に選出されるなど、順調にキャリアを積み重ねている彼は、この日のDJも好調。ハウス・シーパンク・テクノ・ジャングルなど多彩なジャンルを横断するビート使いは、VJのGraphersRockが演出するアシッドな映像とも相性が良く、観客をチルアウトさせることなく、最後まで踊らせた。

 “ネオ渋谷系”をテーマに、さまざまなミュージシャンやDJがカルチャー性の高いパフォーマンスを披露した同イベント。今後、シーンはさらに盛り上がっていきそうだ。

(文=中村拓海)

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