嵐、櫻井翔はなぜ影のリーダーと言われる? その“まとめ力”を検証する
嵐の櫻井翔が、1月3日放送のフジテレビ系新春ドラマスペシャル『大使閣下の料理人』にて、広末涼子と夫婦役を演じることがわかり、話題となっている。櫻井の役どころは、在ベトナム日本国大使館で出される料理をつくる大使館公邸料理人・大沢公で、広末演じる大沢ひとみは、娘と二人で日本からベトナムにいる公を応援しているが、本心では「早く帰ってきてほしい」という思いも抱いている。家庭の悩みを抱えた夫という役は、これまで多くのドラマに出演してきた櫻井にとっても新鮮なようで、囲み取材では「不思議な感じ。そういうシーン(役)をやれるようになったんだな」と語っている。(参考:櫻井翔、薬指の指輪は縛られている感じ?妻子ある料理人役に挑戦!)
そんな櫻井は、嵐の中では“影のリーダー”ともいわれている。11月7日に放送された、嵐のデビュー15周年記念ハワイコンサート『ARASHI BLAST In Hawaii』の模様と、その舞台裏に密着したドキュメンタリー『嵐 15年目の告白~LIVE&DOCUMENT~』(NHK)では、リーダーの大野智自身が「僕は嵐のリーダーと言われていますが、正直、リーダーらしいことはなにもしていません。実は、嵐を支える影のリーダーは櫻井翔だと、僕は思っています」と明かしている。
同番組では、コンサートのリハーサルでハワイのスタッフとも積極的にコミュニケーションを取り、本番直前にチームをまとめる櫻井翔の姿もあった。櫻井は、ステージに立つと自身のTシャツをモニターに映し「スタッフのみなさん、モニターに映ったTシャツを見てください」と語り、そこに書かれた“Aloha to everyone”という文字を読み上げる。すると、スタッフたちからは大きな歓声があがった。こうした、現場をまとめる力こそが、櫻井が影のリーダーといわれる所以なのだ。
その“まとめ力”は、本業のキャスターではもちろん、嵐が進行を務めるテレビ番組や、雑誌のインタビューなどでも発揮されている。嵐のアルバム『THE DIGITALIAN』の初回限定盤に収録されたメイキング映像では、「15周年で我々はなにかを形にするということを選ばなかったから。15周年でどうこうというより、もっと先を見ましょうというスタンスを示している」と、同作が15周年目を総括するようなものではなく、挑戦的な作品となった理由を明かすとともに、今後の嵐のビジョンまで説明している。