昭和女子大学人見記念講堂『血騒-PE'Z THE LIVE-』レポ

PE'Zが人見記念講堂で"聴かせるジャズ”演奏 高音質環境で円熟のテクニック見せる

 

 そして各メンバーのソロパートをじっくりと聴かせた「ナイスコンビネーション」が終わると、Nireharaが8月に世田谷・国立音楽院で行ったジャズクリニックが好評だったことについて「『来年あたりにまたやりたいね』と話していましたが、『やっぱ来年の夏まで待ち切れねえ!』ということで、今年中にクリニックを開催することにしました!」と、年末にクリニックを開催すると発表。同クリニックのテーマソング「Viva! A So Bole!」を演奏し、会場のテンションを上げると、「StartLine」や、『血騒-chisou-』から「TRICK☆STAR」「ワラエフトレ~laugh and get fat~」などを立て続けに披露。中盤から後半にかけての緩急の変化は見事であり、人見記念講堂はライブハウスのような盛り上がりの場となった。

 

 終盤、ライブでの人気曲「SAMBA DE 恋して」や「Hale no sola sita ~LA YELLOW SAMBA~」を披露したあとは、PE'Z流四つ打ちナンバー「Rocket XXX」へ。そこから疾走感のある新曲「THE LEGEND」「Chi-Sou!」を演奏し、本編は終了した。

 

 アンコールではKadotaが演奏前に「今年も『EN-MUSUBI』やります! 今回は全国5個所6公演です」と、2006年以降、毎年年末に行っている恒例のスペシャルライブ『EN-MUSUBI2014~血騒(ちそう)っていう位だからそれはもう~』の開催を発表。その後、最高級の機材でさらに音質を上げた「Akatsuki」「HEY! JORDU!」という代表曲を演奏し、観客を圧倒したところでこの日のライブは終了した。

 普段のライブハウス公演とは異なるサウンド環境で、経験に裏打ちされた上質なテクニックをじっくり堪能することができた今回のライブ。この日披露された新作からの楽曲もバラエティに富んだものだっただけに、アルバムの発売が楽しみだ。

(文=編集部)

■セットリスト
1.Smoke Gets In Your Eyes
2.De dede
3.ABARENBO
4.Brushup
5.さすらいSummer
6.PLAYERS HIGH!
7.電子工学~ユメアソビ
8.タマネギヴァージン
9.フタツノ雲貝~Lumbis Lumbis~
10.夢ノエンアレ
11.Let’s KOH!
12.ナイスコンビネーション
13.Viva! A So Bole!
14.StartLine
15.TRICK☆STAR
16.ワラエフトレ~laugh and get fat~
17.SAMBA DE 恋して
18.Hale no sola sita ~LA YELLOW SAMBA~
19.Rocket XXX
20.THE LEGEND
21.Chi-Sou!

en1.Akatsuki
en2.HEY ! JORDU !

■リリース情報
『血騒-chisou-』
発売:2014年10月15日(水)
価格:CDのみ ¥3,000(tax out)
   CD+アナログ盤(ダウンロードコード付) ¥5,000(tax out)

※それぞれにボーナストラックを1曲ずつ収録(アナログ盤とCDではそれぞれ異なる楽曲を収録)

■ライブ情報
『EN-MUSUBI2014~血騒(ちそう)っていう位だからそれはもう~』

12月23日(火)福岡:BEAT STATION 
12月24日(水)大阪:umeda AKASO
12月25日(木)愛知:THE BOTTOM LINE NAGOYA
12月27日(土)東京:shimokitazawa GARDEN
12月28日(日)東京:shimokitazawa GARDEN
12月29日(月)北海道:札幌cube garden
前売 ¥4,800/当日¥5,300 (札幌2F指定のみ前売¥5,300/当日¥5,800)
※all standing・プレゼント付・tax in・drink代別(札幌2Fのみ指定)
 11月1日(土)各プレイガイドにてチケット発売開始!!

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2014年10月24日~12月26日(全10日間)
毎週金曜日18:00~20:00 場所:東京世田谷・国立音楽院
お問い合わせ:国立音楽院

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