SMAP『27時間テレビ』メドレーから見えたサウンドの一貫性とは? ポップな音楽性の源泉を探る
そのサウンドの影響は、後続のジャニーズグループにも見られるという。
「嵐のデビュー曲『A・RA・SHI』などは、まさにSMAPで培ったサウンドの系譜にある楽曲で、軽やかさやフレッシュさがあります。現在、嵐もまた国民的アイドルグループとして成長してきていますが、その根底にはSMAPの存在があることを改めて認識しました。SMAPや嵐の音楽性は、ブラックミュージックの発展とともに語られることも多いですが、それよりむしろ、90年代初期的な音域や歌謡曲としてのスタイルの中にこそ、独自のポップス感があるのかもしれませんね」
国民的アイドルグループとして、今なお多くの人々に愛され続けるSMAP。その楽曲の数々は、これからも日本のポップスの定番として、人々に歌い継がれていきそうだ。
(文=編集部)