ダーティ・ループスがチャート入り 日本における洋楽ロックの残された可能性とは

 雑誌メデイア主体のプロモーションと、放送メディア主体のプロモーション。昔からこの2つは洋楽プロモーションの主流としてあって、昨年デビューしたストライプスのようにその両輪が稼働する幸福なケースももちろんある。ただ、雑誌メディア出身の自分としてはあまり認めたくないことだが、縮小していく日本の洋楽シーンにおいて、前者オンリーのプロモーションが明らかに限界を迎えている一方で、後者オンリーのプロモーションは現在でも有効であることをダーティ・ループスのブレイクは証明したことになる。まぁ、最後に本音を言わせてもらうと、アークティック・モンキーズの方がロックバンド的には一億倍カッコいいバンドだけどね!

■宇野維正
音楽・映画ジャーナリスト。音楽誌、映画誌、サッカー誌などの編集を経て独立。現在、「MUSICA」「クイック・ジャパン」「装苑」「GLOW」「BRUTUS」「ワールドサッカーダイジェスト」「ナタリー」など、各種メディアで執筆中。Twitter

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