FMラジオは「トーク」から「音楽」へ原点回帰? 各局の今春番組改編を分析

 「The Real Music Station」を掲げるInter FMでは夕方の帯に新番組「Happy Hour!」(毎週月曜~木曜17:00~19:00、金曜16:00~18:00放送)をスタート。DJに野村雅夫、トムセン陽子、井手大介と若手DJ界を牽引する3人を揃え、新旧洋邦を織り交ぜた多彩な音楽をお届けする。これまで秦基博やWEAVER、JAY’ED、Rihwaなどが出演したゲストによるトークも聴きどころだ。

 各局の改編をみると、選りすぐりの楽曲を流す番組や音楽自体を丁寧に解説する番組が増加している傾向が伺える。以前リアルサウンドではFM局から音楽番組が減り、トーク偏重の編成がトレンドとなっている旨をお伝えしたが(参考:FMラジオから歌が消えた? 音楽よりもトークが多く放送されるようになったワケ)、今春の改編からは再び音楽へと原点回帰しようとする各局の姿勢が伺えるように思う。

 今年の4月からは月額350円(税抜)で全国どこでもradikoの番組を聴くことができる「radiko.jpプレミアム」がスタートした。東京に住んでいなくても同サービスを用いれば上記の番組をすべて聴くことができる。例年以上に音楽に力の入ったラインナップが並んだ今春の改編、ぜひ皆さんもラジオに耳を傾け新番組を楽しんでほしい。
(文=北濱信哉)

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