嵐のニューシングル『GUTS!』の聴きどころとは? ドラマチックな曲構成を読み解く
嵐の今年2作目となる待望のシングル『GUTS !』が4月30日にリリースされる。前作『Bittersweet』からおよそ2か月ぶりとなる同シングルは、メンバー二宮和也が教師役で主演する日本テレビ系ドラマ『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』の主題歌。すでにドラマを観て「GUTS !」を耳にしたファンも多いだろう。今回はリリースに先駆け同曲の「聴きどころ」をお伝えする。なお、本記事はラジオ等で現在流れている音源を元に執筆しており、一部発売されるCDのものとは内容が異なる可能性があることをあらかじめお断りしておく。
まずはイントロ。四つ打ちのキックにメロディラインを激しく動くベース、壮大なシンセサウンドという典型的なダンスミュージックに乗って「na na na…」と5人全員の合唱で幕を開ける。 Aメロに入るとリズム隊に切れのあるギターのカッティングが加わり、曲はマイナー調でシリアスな雰囲気へ。ユニゾンで歌われる歌詞も「確かな答えなんて見つかるはずもなくて」「夢をみることも容易くはない」と現実の厳しさや困難さを歌う言葉が続く。それがBメロでは一転、ゆったりとしたテンポで「光のない荒野を一人 いざ行け」と歌うと、そこからリズムは加速して行き、続くサビを前に期待は最高潮へ。そしてサビ。嵐の真骨頂である勢いに乗った大合唱で「viva青春 胸を張れ!」とエールを送り、イントロの「na na na…」へと戻る。以上が「GUTS !」の大まかな構成だ。