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R&Rリバイバルの旗手、THE BAWDIESが掘り起こす「黄金のソウル・ミュージック」とは?

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 THE BAWDIESが結成10周年を記念して自身初となる全編カバーアルバム『GOING BACK HOME』を本日リリースした。アルバムにはサム・クックの名曲「Bring It On Home To me」をはじめレイ・チャールズやハウリン・ウルフ、シュープリームス、スペンサー・デイヴィス・グループなど彼らに影響を与えたミュージシャンの楽曲のカバーを計12曲収録。ガレージロック、ロックンロールリバイバルの旗手として知られる、THE BAWDIESの更に深いルーツを知ることのできる格好のアルバムが仕上がった。

 インディーズ時代から海外ツアーを敢行し、2009年リリースのファーストアルバム『THIS IS MY STORY』ではCDショップ大賞を受賞したTHE BAWDIES。そのサウンドはシンプルなスリーコードに強烈なファズをかませたギターとボーカルROYのソウルフルなシャウトが特徴だ。ROYはインタビューで音楽的背景について次のように語っている。「あるとき僕とJIMがタワレコに行ったら60年代に活躍したアメリカのガレージバンド、ソニックスの『Louie Louie』がかかってたんです。ビートルズと同時期にこんな激しい音楽を演奏していたアーティストがいたことを知って、頭を後ろからガーンと叩かれたような衝撃を受けたんですよ。そこからソニックスを聴くようになって、彼らが影響を受けたリトル・リチャードとかチャック・ベリーとか、それまでは名前しか知らなかったアーティストにも興味を持ったんです」(参考:『CDショップ大賞』受賞インタビュー

 2000年代に入り世界で同時多発的に起こった「ガレージロック・リバイバル」というムーヴメント。アメリカからはベルベットアンダーグラウンドに強い影響を受けたザ・ストロークスとブルースロックを現代的に解釈したザ・ホワイト・ストライプス。イギリスからはガレージロックにポストパンク的エッセンスを取り入れたザ・リバティーンズ。オーストラリアからはローリング・ストーンズの影響が色濃く見えるジェットと「ビートルズとニルヴァーナの融合」と評されたザ・ヴァインズ。彼らに共通するのは50~60年代のロックンロールを現代的に解釈したスタイリッシュなサウンド。THE BAWDIESもまた原点となるソニックスのサウンドをベースに、様々な古典を吸収し独自の音楽へ進化させていったバンドのひとつ。『GOING BACK HOME』を聴けば彼らがロックンロールの正統な後継者であることが感じられるだろう。

 また彼らの登場以降、日本でも50年代から60年代にかけてのロックに影響を受けたバンドが多く活躍するようになった。テクニックとカリスマ性を兼ね備え、若手バンドの中では抜きん出た存在のOKAMOTO’S。現在開催中の『スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2014』に出演している、平成元年生まれ、大分出身のメンバーで結成されたgo!go!vanillas。京都~大阪を拠点に活動する注目のインディーズバンドThe Foglands等々。シーンは現在進行形で続いており、今後もしばらくは目が離せそうにない。

OKAMOTO’S 『HAPPY BIRTHDAY』

 ROYは今回の「GOING BACK HOME」リリースに寄せてこうコメントしている。「このアルバムを通して原曲や他のアーティストがカバーしてる楽曲も掘り下げてもらいたいと思いますし、それによって 新しいバンドや音楽との出会いがあるかもしれません。THE BAWDIESがソニックスの「Cinderella」に出会った時のように人生を変えてくれる自分だけの名曲に巡りあってくれたら最高だな、と思っています」。
(文=北濱信哉)

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