藤井フミヤ、5年ぶりに武道館公演 チェッカーズ名曲披露に再結成への期待も
藤井フミヤが、デビュー30周年を記念する全国ツアー『藤井フミヤ 30TH ANNIVERSARY TOUR vol.1青春』のスペシャル公演として、大みそかから元旦にかけて東京・日本武道館で『藤井フミヤ カウントダウンライブ』を開催した。藤井フミヤが武道館でライブを行うのは、実に5年ぶり。ライブには、実弟であり、同じくデビュー30周年を迎える藤井尚之も参加。13,000人の観客を前に、懐かしの名曲たちを披露した。
バンドメンバーは有賀啓雄(Bass)、屋敷豪太(Drums)、友森昭一&石成正人(Guitar)、松本圭司(Key)、そして弟の藤井尚之(SAX)。センターに立った尚之のSAX音から、インストナンバー「FAINAL LAP」でイベントは幕を開けた。暗転したステージにまばゆい光が放たれると、ステージ中央に突如黒のラメストライプのスーツに身を包んだ藤井フミヤが登場。「I Love you, SAYONARA」をはじめ、「Jim & Janeの伝説」、「Cherie」といったヒット曲を熱唱した。
「今年デビュー30周年ということで懐かしい歌をいっぱい歌ってます。30年もステージの上で歌わせてもらってます。本当に感謝しております。ありがとう!」と、30年間支えてくれたファンへ感謝の気持ちを伝えると、「WANDERER」、「Room」、「ONE NIGHT GIGOLO」といった軽快なナンバーを披露。会場をすっかり温めた後は、「素直にI'm Sorry」、「Blue Moon Stone」、「ミセスマーメイド」、「NANA」といったラブソングで聴かせる。
「ずっと年末年始はのんびり過ごしてて。家でのんびり紅白とか観てたんですけど、帰ってきちゃいました(笑)。武道館は特別な場所でもありまして、ここでカウントダウンがやれるのは実に感無量です」とコメントすると、自らアコーステックギターを手に取り、シンプルなアレンジで「Another Orion」、「時のK-City」、「TRUE LOVE」といった代表曲を歌い上げた。続けて、黒のライダースジャケットを羽織り「Friends and Dream」、「NEXT GENERATION」を熱唱。さらに優しい歌声で「夜明けのブレス」を届けると、場内は大合唱となった。