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“道明寺とつくし”に通じる『花のち晴れ』“晴と音” 2人が進んだ花男ファンの胸をえぐる分かれ道

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 音(杉咲花)から「何も始まっていない」という言葉とともにフラれ、落ち込む晴(平野紫耀)に、小林(志賀廣太郎)が気を利かせて再生する道明寺(松本潤)のホログラム。そして父親に認められたと思った食事会が、メグリン(飯豊まりえ)の家との政略結婚の話であったということにショックを受けた晴が、家に帰らずにぼんやりとしながら訪れる道明寺邸。

 5月29日に放送されたTBS系列火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』第7話は、晴の憧れの存在である道明寺をはじめ、物語のバックグラウンドに存在する様々な“過去”に触れていくエピソードとなった。晴たち“C5”が英徳の品格を守るために再開した庶民狩りの起源をはじめ、彼らがブラックジャケットに初めて袖を通す瞬間。つまりこれはドラマ全体がクライマックスに向かっていくための転換点ということだろう。

 第2話以来に“聖地”こと道明寺邸を訪れた音と晴。そのときには、使用人のタマ(佐々木すみ江)からお茶に誘われたにもかかわらず、まだソリが合わなかった晴と音が喧嘩してしまい実現できず。その後ふたたび行く約束をしたときには、メグリンが突然英徳に現れてしまい、またしても再訪は叶わなかったのである。

 言うなれば三度目の正直となる今回、真っ先にタマから訊ねられる「坊ちゃんには近付いたかい?」の言葉。「全然ダメです」と答え、自分と道明寺との違いを痛感し、父親への恐怖心とコンプレックスを語りはじめる晴。そして“F4”時代の英徳に存在した悪しき風習である“赤札”の存在と、それを制して道明寺司という男を変えた牧野つくしについて知らされることになる。

 『花より男子』のサイドストーリーである本作で、これほどまでに密接なリンクを感じさせる展開は初めてと言ってもいいだろう。音と晴の関係性が道明寺とつくしに通じるものがあるというのは言わずもがなではあるが、2人の帰り際に西田(デビット伊東)がつぶやく「あの2人に少し似ていますね」の言葉で、それがしっかりと証明される。そして道明寺とつくしが待ち合わせに使った恵比寿ガーデンプレイスの時計台が、音と晴にとっては分かれ道になってしまうという対比的な展開は、花男ファンにとって胸がえぐられるような気持ちになってしまう。(『花男』を再び観直したくなる衝動に駆られてしまうほどだ)

      

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