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宇野維正の興行ランキング一刀両断!

『SING/シング』大ヒット・スタート! アニメ界はディズニーとイルミネーションの二強時代へ

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 先週末の動員ランキングでは、昨年8月の公開以来、半年以上延々とトップ10に入っていた『君の名は。』が遂にトップ10圏外に。ちょっと映画業界的な見方になってしまうが、あと数億円で歴代興収第3位の『アナ雪』に届くだけに、東宝がどこまで粘るかが見ものといえば見もの。というのも、先週も書いたように現場の映画館ではこのところ大ヒット作の公開が続いていて、全体的にスクリーン数が足りていない状況なのだ。

 動員ランキングで初登場1位となった後も好調が続いている『ラ・ラ・ランド』『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』『モアナと伝説の海』を追いかけるように先週末公開されて、初登場1位となったのはイルミネーション・エンターテインメントの長編アニメ『SING/シング』。全国588スクリーンという大きな公開規模を生かして、土日2日間で動員42万1921人、興収5億4635万円を記録。昨年8月に公開されて累計興収42.4億円を記録したイルミネーション・エンターテインメント作品『ペット』との初動興収比で116.8%。同スタジオの作品として最もヒットした『ミニオンズ』との初動興収比でも100.1%と上回っている。公開日となった金曜日から祝日20日までの4日間の成績では動員79万2,833人、興収9億9,390万1,200円と早くも興収10億目前に迫っていて、累計興収50億以上を十分に見込める絶好のスタートをきっている。

 2位の『モアナと伝説の海』も3位の『ドラえもん』も高い推移での興行を続けていて、特に相次ぐ東宝系作品の新作公開によってスクリーン数が削られてきている『ドラえもん』は、週末の日中のシネコンではほぼ満席が続いている状況。また、3連休の最終日となった3月20日には『ラ・ラ・ランド』も興収30億という、この規模の作品としては前代未聞と言える大台にのっている。両作品とも本来ならまだまだ興収が伸びる可能性は高いのだが、映画の興行というものがいかに作品自体のパワーだけの争いではなく、スクリーン数の奪い合いによって左右されるかが、春休みのような有力作の公開ラッシュ期になると露わになってくる。

      

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