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『山田孝之のカンヌ映画祭』『銀と金』『レンタルの恋』……見逃せない新ドラマは?【深夜編】

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 2017年1月クールの新ドラマを総チェック! 「プライムタイム」のドラマを、テレビ局ごとにひと通り眺めた「前編:『カルテット』『就活家族』『東京タラレバ娘』『嘘の戦争』…見逃せない新ドラマは?【プライムタイム編】」に続く「後編」では、23時以降にスタートする「深夜ドラマ」を見ていくことにしましょう。こちらもプライムタイムのドラマ同様、5日の『増山超能力師事務所』から続々スタートするなど、例年以上に早い始まりとなっています。お見逃しのないよう。それでは例によって、テレビ東京の深夜ドラマから!

相変わらずの実験精神、テレビ東京

 プライムタイムの連続ドラマは、有川浩原作ドラマのシリーズ第3弾となる『三匹のおっさん3 ~正義の味方、みたび‼~』(1月20日(金)20時~)のみのテレビ東京ですが、深夜帯は相変わらずカオスです。まずは、今からちょうど2年前、ドラマ史上に残る……というか、ドラマなのかドキュメンタリーなのか、結局最後までよくわからなかった怪作『山田孝之の東京都北区赤羽』(15年)を世に送り出した山下敦弘&松江哲明監督コンビが、再び山田孝之を主演に擁して送り出す『山田孝之のカンヌ映画祭』(1月6日(金)24時52分~)。山下監督を呼び出した山田孝之が告げた「(映画の)賞が欲しい」という言葉。しかも、世界最高峰のカンヌ映画祭で賞をとりたい……という唐突な導入から、カンヌで賞をとるべく映画制作を開始した、山田と監督コンビの2016年夏の記録。一応、清野とおるの漫画をベースとしていた『北区赤羽』とは異なり、今回は完全なオリジナル作となるだけに、ますます先行きがわからない。というか、もはや何が何だかわからない、実にスリリングな視聴体験となりそうです。正直言って、楽しみだ!

 かくして、ドラマというフォーマットそのものを揺り動かすテレビ東京の試みは、さらに続きます。テレ東深夜の看板「ドラマ24」枠では、日本のドラマ界・映画界の名脇役(バイプレイヤー)たちがズラリ顔を揃える、その名も『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』(1月13日(金)24時12分~)がスタート。五十音順に、遠藤憲一、大杉連、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研……中国の動画配信サイトから、大型ドラマのオファーを受けた6人が、「役作りで絆を深めるために、3ヶ月間シェアハウスで共同生活を送ってほしい」という監督からの要請を受け、それを実践するというストーリー。それぞれ本人役として登場する、このおっさん版“テラスハウス”とも言うべきドラマ(?)の脚本・監督を担当するのは、映画『アズミ・ハルコは行方不明』の松居大悟。さらに演出陣には、映画『俳優 亀岡拓次』の横浜聡子の名前も……一体どんな仕上がりになるのやら。注目です!

 そんな、いつにも増して超変化球が並ぶテレ東深夜にあって、実は本命というか王道と言うべき一作となりそうなのが、「土曜ドラマ24」枠で放送される『銀と金』(1月7日(土)24時20分~)です。『カイジ』、『アカギ』など、ギャンブル漫画の第一人者として知られる福本伸行の人気漫画を、連ドラ初主演(!)となる池松壮亮を主役に送り出す渾身の一作。池松演じる主人公が出会い、欲望渦巻く闇社会へと足を踏み入れるきっかけとなる人物役に、リリー・フランキーを起用。こちらは、原作者である福本の指名によるものなのだとか。さらに、本作の監督を担当するのは、映画『さよならみどりちゃん』の古厩智之と、映画『サマーソング』の中前勇児。よくよく眺めてみれば、今回のテレ東深夜は、日本映画を支える中堅・若手が関係したものばかり。その意味で、映画ファンにとっても見逃せないラインナップとなっています。

深夜ならではのオリジナル作品

 さて、ここからは各局織り交ぜながら、系統別に深夜ドラマを見ていくことにしましょう。まずは、オリジナル作品から。つい先日、エヴァ初号機に扮した(?)剛力彩芽の雄姿が発表され、早くもネット民をざわつかせている『レンタルの恋』(1月18日(水)24時10分~/TBSほか)。剛力演じるヒロインは、彼女のレンタルサービスを行う会社の人気ナンバー1“レンタルの彼女”なのだとか。依頼者の“理想の彼女”を完璧に演じる彼女にぞっこんとなる大学生役を太賀が、そんな彼の幼馴染みであり、ほのかな恋心を寄せる女子役を岸井ゆきのが演じるなど、若手演技派俳優たちと剛力彩芽の共演は、果たしてどんな結果を生むのでしょう。剛力彩芽のコスプレ七変化ともども注目の一本です。

 さらに、オリジナル作と言えば、1月6日(金)と13日(金)の2週にわたってスペシャル版がオンエアされる2016年版『不機嫌な果実』の制作スタッフが、テレビはもちろん映画や舞台などマルチな活躍を展開している放送作家・鈴木おさむを脚本に迎えて送り出す『奪い愛、冬』(1月20日(金)23時15分~/テレビ朝日系)も気になります。最近、連ドラでの活躍が目覚ましい倉科カナと三浦翔平の2人を中心に、倉科演じる主人公の元恋人役を、『逃げ恥』(16年/TBS)で一気に知名度を上げた大谷亮平が、その妻役を水野美紀が演じるなど、「ドロドロしているけどキュンとする、奪い合いの“ドロキュン劇場”」が、深夜を舞台に繰り広げられる模様です。

 そして、同じくテレビ朝日では、新しく設立された深夜枠で、AKB48メンバーが多数出演するドラマ『豆腐プロレス』(1月21日(土)24時35分~)が、2クール連続ドラマとしてスタートします。これまで、AKB48という群雄割拠するアイドルの姿を、『マジすか学園』シリーズでは“ヤンキー”に、『キャバすか学園』では“キャバクラ嬢”になぞらえてみせた秋元康が、今回そのモチーフに選んだのは、何と“女子プロレス”。豆腐店とプロレス道場を営む父に育てられた女子高生(宮脇咲良)が、自分の道場から世界チャンピオンを輩出したいという父の夢を叶えるべく、女子プロレスの世界に足を踏み入れる……という物語。プロレスとの縁も深いテレビ朝日で、リアルアイドルたちがガチプロレスに挑みます。

      

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