嵐 二宮和也、『NHK紅白歌合戦』単独司会起用の理由は? ソロで磨いたトーク力にいよいよ脚光か

 2017年も残すところおよそ40日。年末の風物詩とも言えるテレビ各局の音楽特番の情報が、連日明らかになっている。なかでも『第68回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)は、出場歌手の発表とともに司会者にも多くの関心が寄せられる。今年の総合司会はウッチャンナンチャンの内村光良とNHKアナウンサーの桑子真帆、白組は嵐の二宮和也、紅組は有村架純が選ばれた。

 NHKが各メディア向けに発表した各司会者の起用理由によると、内村は座長を務めるオムニバスコント番組『LIFE!~人生に捧げるコント』で「これまでになかった新しい風をNHKに吹き込ん」だこと、「さまざまな番組での司会経験」から、今回の起用に至ったのだという。今年で2年連続2回目の紅組司会を務める有村については、「連続テレビ小説『ひよっこ』のヒロイン・谷田部みね子として、日本中に笑顔と夢を届け」たことが挙げられていた。では、白組司会の二宮はどのような理由なのだろうか。

 同コメントによると、「嵐として、そして俳優としての実績はもちろんのこと、バラエティー番組などの司会でも人気を集めています」とバイタリティ溢れる二宮の活躍について評価し、「持ち前の明るく親しみしやすいキャラクターで、白組を盛り上げていただきたいと考えています」とのエールが送られていた。(参考:ザテレビジョン

 嵐は第61回(2010年)から第65回(2014年)までの5年間、メンバー全員で白組司会を務めた実績を持つ唯一のグループだ。第66回(2015年)からは『NHKあさイチ』で朝の顔としてもおなじみのV6井ノ原快彦にバトンタッチ、昨年第67回(2016年)は『グッと!スポーツ』で司会を務めている相葉雅紀が嵐の中で初めて単独司会を経験した。そして、今年二宮が抜擢されたということになる。

 演技面での評価を受けることが多い二宮だが、意外とソロでのトーク仕事も多くこなしてきており、2002年から続くレギュラーラジオ『BAY STORM』(bayfm)のパーソナリティ、2013年から続くバラエティ番組『ニノさん』(日本テレビ系)ではMCを務めている。『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)のコーナーでも進行を行う機会が増えている印象だ。

 なかでも、二宮の司会進行のスキルが際立っていたのは、今年の1月3日に放送された『嵐ツボ』(フジテレビ系)ではないだろうか。メンバー5人だけでトークを行うお正月特番、4人のメンバーを自然にリードしながら進行の役割をスムーズにこなし、鋭いコメントを挟んで笑いを生んでいた。その流れはとてもテンポがよく、見ていてとても心地がよかったのを覚えている。これまでもトーク中に放たれる的確なツッコミから二宮のクレバーさを感じ取ってはいたが、いよいよそのポテンシャルが発揮されはじめたということだろう。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる