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小室哲哉+HYDE、美しいパフォーマンスで表現したKEIKOへの思い

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 小室哲哉+HYDEが、12月23日放送の『MUSIC STATION SUPER LIVE 2016』(テレビ朝日系)でglobeの名曲「DEPARTURES」を披露した。

 同楽曲をHYDEがカバーしたバージョンは、もともと昨年12月に発売した『# globe20th -SPECIAL COVER BEST-』に収録されているもの。TVでの披露は今回が初となり、ラインナップ発表後にはファンならずともそのパフォーマンスへの期待が高まっていた。

 番組のトークでは「一生懸命練習しました」とHYDEがその努力について語ると、小室が「本当に上手いです」とストレートに褒める場面も。さらに小室が、「今日はKEIKO本人もテレビの前で見てます」と顔をほころばせる一幕もあった。

HYDE / 「DEPARTURES(#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」

 演奏が始まると、KEIKOが歌う原曲の切実さを損なうことなく、しかしHYDEならではの力強さや色気を感じさせる歌声に一瞬で引き込まれる。クールな表情で歌うHYDEがカメラに向ける視線から、奥底にある楽曲への熱い想いが見えた気がした。HYDEの浮世離れした美しい歌声と、小室の華奢な指先が奏でるピアノの音色が相まって、冬の雪景色が華やかに彩られていく。楽曲の中盤ではHYDEが小室に寄り添って歌い上げる場面もあり、ふたりの間にある信頼関係を感じるパフォーマンスとなった。ここにあるのは誰も入り込めない、ふたりだけの世界。けれどそこにはふたりがKEIKOに向けた温かく優しい思いがある。

 過去にインタビューで小室は、「HYDEを見て、あんなにかっこいい人たちがいるなら、その中にglobeも入れてもらわなくちゃと思っていたんですよね」「(「DEPARTURES」は)象徴的な曲だからこそ、(HYDEに)お願いしたいと思いました」と語っていた。(参考:小室哲哉、HYDEが「DEPARTURES」をカバーした理由&制作秘話…そしてKEIKOへの想いを語る モデルプレスインタビュー)「DEPARTURES」はglobeにとっても、KEIKOにとっても、そして小室にとっても大切な曲だろう。だからこそ小室が「かっこいい」と感じたHYDEがこの曲を歌うことに大きな意義があった。そして、今回のパフォーマンスでHYDEはその「かっこよさ」を崩さず、小室の求めたHYDE像そのものを見せ切った。放送ではHYDEの姿勢から楽曲へのリスペクトもきちんと感じられ、名曲を「かっこよく」歌い継ぐことでglobeを、そしてKEIKOを色褪せさせまい、という小室とHYDEの思いが垣間見えた。<少しでも伝えたくて 届けたくて そばにいてほしくて>という歌詞はあまりにも美しく、切ない。儚げな雰囲気のある現実離れしたふたりのプレイの中に、楽曲とKEIKOへの深厚な愛情を確かに感じた夜だった。

(文=村上夏菜)

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