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さやわかの『Billboard Japan Hot100』チャート分析

ビルボード複合チャートに見る、メディア露出とCDセールスの最新事情

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 V6「Beautiful World」が先週の77位から一気にランクアップして1位。CD等のセールス結果が反映されたことによるみたいですね。V6はジャニーズの中でも老舗グループのひとつですが、スマッシュヒットはあるものの全体的な売り上げが上位安定しているとは言えないところがあります。6月というのは1年を通じてCD等の売り上げが業界全体でもっとも落ち着くシーズンですので、ここでリリースして1位を取るというのはうまいやり方ではないでしょうか。このへんの、ジャニーズのリリースタイミングの試行錯誤はいつもながらB'z並みにスゴいのであります。いろんなグループがいる中、それぞれ共食いせずに確実に上位を狙えるリリース日を選ぶのはかなり困難なパズルだと思うのですが。

 そんな感じで今週の上位はランクアップした楽曲が多くて、パッと見たところ先行していたメディア露出にCD等のセールスが追いついてチャート上でも具体的な成果が出たというところみたいです。AAAとかFlowerとか、たしかにテレビつけたら流れている印象がありましたねえ。しかしこの手のタイアップは意外と息が短いので、ここからヒットを続けるには楽曲パワーで話題を持続するしかないところであります。

 ちなみに上位の中でランクが落ちたのはAKB48の今年のシングル選抜総選挙で投票権が得られる「翼はいらない」。先週1位だったものの今週は5位であります。総選挙の結果発表は6月18日なわけですが、それ以前にCD等の売り上げがずーっとトップを走っているわけではないようです。あからさまにフォーキーな楽曲と70年代の学生運動をテーマにしたPVが話題になりましたが、これをシングル選抜総選挙という資本主義を背景にした闘争のテーマ曲にもってくるのはすごいですよね。近年、シングル選抜総選挙用にリリースされるシングルはわりと勢い重視な曲が多かった気がするのですが、ここで変化球を投げてくるあたりがAKBグループの話題作りの妙を感じさせます。

 それからやっぱり気になるのはSMAP「世界に一つだけの花」でしょう。先週18位だったのがさらに上がって6位になっています。これはもちろん解散騒動でファンがこの曲の購買運動を始めたことが原因になっているのですが、メディア上ではなんとなく解散騒動は落ち着いたような風潮が醸し出されているにもかかわらず、今なお購買運動が続いているということのようであります。

     
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