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ももクロの強さとバンプ、マンウィズが示したロックの復権 最新チャートからシーンの動向を読む

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石井恵梨子
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参考:2016年2月15日~2016年2月21日(2016年2月29日付)(ORICON STYLE)

 3rdアルバム『AMARANTHUS』と4thアルバム『白金の夜明け』を同時リリースしたももいろクローバーZがワンツーフィニッシュ。その下にはE-girls。4位〜6位にロックバンド勢が入り、7位はZARDのメモリアル・ベスト。8〜9位は韓流。10位のスターダスト・レビューがちょっと異彩を放っていますが、まさに今のJ-POPの縮図といえるチャートになりました。普通に見れば誰もが思うでしょう。「やっぱりアイドルが一番強い」と。

 ロックやヒップホップが「熱いものを求める若者のための音楽」だった時代が過去となり、それぞれが縮小化/弱体化。入れ替わるように「それよりアイドルのほうが熱い!」という声が聞こえてくるようになった。それは間違いなく、ももクロの出現以降だと思います。AKB48など正統派とは異なるオルタナティヴ路線。ムチャぶりOK! 何でもトライ! いつだって全力勝負! そんな彼女たちの熱いスピリットに胸を打たれ、ザ・ゴー!チームなどを起用するサブカル的センスに共鳴し、「それまでロック好きだったけどアイドルに開眼した」というオッサンたち、私の周りにもたくさんいますから。そうやって支持層が増えていき、さらにはももクロ以上にムチャなことをやる地下アイドルが急増することで、相対的に彼女たちは「国民的アイドル」となっていく。それはとても素敵なサクセス・ストーリーでした。ビークは念願だった紅白出演を叶えた2013年あたりでしょうか。

 それから3年。フラゲで10万枚を突破したセカンドに比べて、今回は『AMARANTHUS』が80,783枚、『白金の夜明け』が81,254枚と、少しだけセールスダウン。もちろん両方初回限定盤を買えばけっこうな出費になるため、それでもトータル16万枚売れるのは凄いと考えるべきですが。怒涛の勢いを感じさせるには、ちょっと何かが足りないなぁと思えます。

     
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