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TOKIO長瀬智也、演技と楽曲で見せる“大人”の新境地 主演ドラマ『フラジャイル』を読み解く

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(C)タナカケンイチ

 TOKIOの長瀬智也が主演するドラマ『フラジャイル』(フジテレビ系)がとてもいい。まず、最近はオールバックのイメージが強かった長瀬が、ゆるふわヘアになっているのが純粋にカッコいい。そして、ご存知『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)では、自然の中でたくましく活躍している長瀬が、今作ではクールなスーツ姿で登場しており、実に凛々しい。これまでコメディタッチな役柄に当たり役の多い長瀬だが、ニヒルな医師役も新境地の開拓に繋がるのではないか。

 原作は、現在『アフタヌーン』(講談社)で連載中の同名コミック。ダ・ヴィンチとniconicoが創設した“次にくるマンガ大賞”にもノミネートされる人気作品だ。長瀬が演じる主人公・岸京一郎は、強烈な変人だが、極めて優秀と周囲から評価される天才病理医。病理解剖や生検などから、病気の診断をする専門医師だ。彼の鑑別をもとに、いわゆる私たちが普段接している医師たちが診断を確定し、治療の方針を固める。患者とは直接関わらず、人知れず命を救い続けるのだ。

 人の命が最優先であるべき医療の現場で、時間やコストに追われ、流れ作業的に診断をしてしまう医師たちに喝を入れる岸。「君たちが医者でいる限り、僕の言葉は絶対だ」と決めゼリフをピシャリと言い放つシーンに、痛快さを覚える。

 やはり、私たちはわかりやすく正義が勝つパターンが好きなのだ。現実の社会では、どんなに一泡吹かせたい相手であっても、こんな風に気持ちよく決めゼリフを言い放てないことのほうが多い。だからこそ、ドラマを見て爽快感を得る。信念を貫き、本来あるべき姿に忠実なキャラクターが、男らしい長瀬とうまくマッチしている。

 長瀬のフジテレビでのドラマ出演は実に12年ぶり。大きな期待が寄せられていたために、視聴率が9%台と予想よりも伸び悩んでいる印象もあるが、1話完結の入りやすさとストーリーのテンポの良さで、これから徐々に火がつくのではないだろうか。

     
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