嵐・松本潤、生田斗真と貴重な2ショット 「演技対決」を見られる日は来るか?

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(C)タナカケンイチ

 11月7日放送『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で、松本潤が担当するコーナー『THIS IS MJ』に、生田斗真が出演した。このコーナーは、松本潤がMJというキャラクターに扮し、ひたすらカッコイイことを追求する企画。これまでMJは、女性の誕生日に遠近法でケーキのローソクに見立てた東京タワーの灯を0時ちょうどに吹き消したり、風速40メートルの風を受けながら、いかにかっこよく居続けられるかを試すなど、ユーモアを交えながら「カッコイイMJ(松本潤)」の姿を視聴者に見せつけてきた。嵐の中ではコンサートの演出を担当するなど、「見せる」ということに強いこだわりを持つ松本のキャラクターにハマったこともあり、開始当初から人気のある企画だ。

 生田斗真が出演したこの「男と男のスマート対決」は、まさに“神回”となったのではないだろうか。

 番組の中で「MJと週イチで会う男」と紹介されたように、松本と生田はジャニーズJr.時代を共に過ごした同期の間柄。プライベートでも仲がよいことはファンの間では知られていたが、松本が番組内で「テレビで2ショットは珍しいんじゃない? 17年ぶりぐらい」と発言したように、今回、念願の2ショットが実現したのである。

 スーツ姿に身を包んだ二人が画面上に並ぶと、まさに「画になる」という言葉がぴったりだ。カッコイイりんごの切り方(スワン切り)や、車に運転席の窓から滑り入る「ジャンピングライド」、「カッコイイ階段の降り方」でカッコよさを競いあった二人。負けず嫌いな松本が一歩リードで勝利したが、いずれも甲乙つけがたいカッコよさであった。

 「カッコイイを追求する」企画ではあったが、それぞれの技術を習得する姿はユーモアに溢れ、日頃の彼らの仲の良さが滲みでていた。生田の前で松本が見せる“俺様”なキャラは、いつになく自由かつ全力で、両者の強い信頼関係も感じられた。二人のカッコイイ姿に加え、そんな微笑ましい姿も見ることができ、ファンならずとも興味深い内容だったのではないだろうか。

 俳優としての評価も高く、難しい設定のキャラクターまで自在にこなす生田と、日本でも有数の“イケメン俳優”枠で、多くの名作ドラマに出演してきた松本。今回はバラエティ上での競い合いとなったが、彼らが本気で「カッコイイ」姿を演じたらどうなるのだろうか。

 コーナーの締めでスタッフに「ドラマや映画を作ったらどうか」と振られ、「絶対にない」と松本は答えていたが、今回の共演を経て、いつかドラマや映画で二人の共演を見ることができたら、その日こそが本当の彼らの対決の日になるのではないだろうか。今回の放送から、そんな姿を真剣に夢見てしまったのは、きっと私だけではないはずだ。

(文=竹上尋子)

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