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『Love Light』リリース記念インタビュー

DEEPが提示する、ボーカルグループの新スタイルとは?「より音楽性の高いものを日本語で伝えていく」

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 4人組コーラス&ボーカルグループ・DEEPが、2月25日に約3年ぶりのオリジナルアルバム『Love Light』をリリースした。同作は「雪しずり」や「Just The Way You Are」「ラスト・グッバイ」などのタイアップ曲に起用されたオリコンTOP10入りシングル曲や、「Love Light」を始めとする6曲の新曲・初収録曲に加え、ライブの定番曲「Tell Me It’s Real」のリメイクなど、全17曲を収録している。また、松尾潔やEXILE SHOKICHI、Jeff Miyahara、TAKE from Skoop On Somebodyといった豪華作家陣を起用しつつも、4人の意志が随所に反映されたセルフ・プロデュース作品である点にも注目が集まる。今回行った4人へのインタビューでは、それぞれのボーカルスタイルが生まれたきっかけや、アルバム制作の裏側、ボーカルグループとしてのこだわりについて話を訊いた。

「決定的に影響されたアーティストはいないかも」(RYO)

――約3年ぶりのアルバム『Love Light』は、みなさんのルーツや近年の音楽活動からの影響を感じさせる楽曲が多く収録されています。それぞれが音楽活動を始めたきっかけを改めてお伺いさせてください。

RYO:父親が歌うことが好きで、幼いころから毎週一回は家族とカラオケに行っていたので、自然と歌が好きになりました。本格的にプロを目指そうと思ったきっかけは、中学生時代に行っていたダンススクールの発表会。アルカス佐世保に集まった2000人くらいのお客さんを前に1人で歌ってからというもの、歌うことの楽しさにどんどんハマっていきました。YUICHIROとは兄弟なんですが、僕の方が先にストリートでミュージシャン活動を始めたんです。でも、決定的に影響されたアーティストはいないかもしれません。あえて挙げるなら、初めて買ったCDは久保田利伸さんの短冊CDで、ずっと聴いているのは米倉利紀さんの「Yes,I do.」なので、この2曲の影響は大きいのかもしれません。

YUICHIRO:RYOと同じで、幼稚園のころから結構、歌を練習させられていました。家にはカセット録音できる機械があって、そこに録音をしていましたね。小学校4年生でドラマの主題歌(『101回目のプロポーズ』主題歌・CHAGE&ASKA「SAY YES」)に感動して、その時に人を感動させられる歌手になりたいと思い、中学生の時にはギターを買ってもらいました。そうして歌っていくなかでジャパニーズR&Bに出会って、そこから洋楽のポップスを聴くようになり、だんだんとブラックミュージックを掘り下げていくようになりました。洋楽はK-CI&JOJOの「Tell Me It's Real」が出会いの曲で、フェイクの入れ方やアドリブの使い方が自分にとって魅力的でした。

TAKA:中学生の時に、声楽の先生に目を掛けてもらったりしていたこともあって、歌うことの面白さに気づきました。そんな時にサイモン&ガーファングルの「明日にかける橋」を聴いて、衝撃を受けたのを覚えています。それまでは当時流行のV系ロックでバンドを組んだりしていたんですが、この曲を聴いて「バンドを組んでいるだけではなく、歌手になりたい」と明確に思いました。それからはおもに洋楽を聴くようになって、高校を卒業してすぐに上京し、専門学校に通って、卒業する少し前にはデビューが決まりました。

KEISEI:じつは、僕とTAKAさんは先輩と後輩の仲で。僕の中学生時代はただのカラオケ好きで、周りよりちょっと歌えたくらいなのにノリだけで地元・北海道から上京したんです。高校時代もそこまで音楽は掘っていなかったんですが、在学中にTAKAさんがイベントの打ち上げで楽屋に遊びに来てくれて、その出会いがきっかけでいろいろと学ぶようになりました。TAKAさんがもともとやっていた“COLOR”というグループは、格好も歌声もボーカルグループとしては異質な存在だったので、グッと引き込まれたんです。そこからボーカルグループとしての“歌の美学”をみっちり教えてもらったり、K-CI&JOJOのCDを勧められたりと、ただカラオケがうまくなりたいという程度だった僕を変えて、音楽の道に導いてくれました。上京してクラブによく行くようになり、ブラックミュージックはそこをきっかけに掘っていたんですが、90年代のR&BなどはTAKAさんから教えてもらいました。

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RYO。

――それぞれのルーツは今回のアルバムにも反映されていると思います。最近一年くらいで影響を受けた音楽はどのようなものでしょう。

TAKA:アルバム単位で好きだと思ったのは、タイリース、ジニュワイン、タンクのユニット・TGTの『3 Kings』かな。90年代のR&Bを背負っていた人たちのユニットです。

KEISEI:現在、R&Bと呼ばれているものって、歌モノというよりはクリス・ブラウンみたいな踊れるビートが主流なんですよね。でも、この曲はシンプルな歌モノなのに向こうのチャートで1位を穫っている。手の使い方や歌い方など、踊らないシンガーが参考にすべきいろんな要素があって勉強になりました。

TAKA:ボーイズIIメンが「色んな流行が移り変わっていくけど、古きよき時代のメロディ・歌は色褪せずにやっていきたい」って言っていて、TGTを聴いたときにその言葉を思い出しました。この人たちは変わらない、普遍的な音楽をやっていて、最近のものを取り入れているわけではないけれど、古く感じさせないかっこいいアルバムを作り上げている。俺たちにとってのヒントだと思いました。いつまでも色あせない音楽はずっと人の心に残るものでしょうし、僕らが目指している音楽と近いものを感じるので。

KEISEI:ああいう歳のとり方は理想だと思いますね。容姿は変化していきますが、声が劣化してないですし、むしろ当時よりも大人の余裕が出て、どんどん良くなって進化している。「まだ行きます?」みたいな。

TAKA:そういうのって勇気をもらうじゃないですか。やっていることが正しいんだって思わせてくれるような。あと、「ブレないものをしっかりもってやっていかなきゃいけないんだ」っていう決意も感じます。メンタル的な面でもすごく力を貰ったアルバムです。

YUICHIRO:僕は クリス・ブラウンとアッシャーの「New Flame」という曲ですね。トラック、歌、振りの全部が好きです。クリス・ブラウンはまだ子供でやんちゃな感じを出しているんですが、それをアッシャーの大人なヴァースが包み込んでいて。踊りにしてもクリス・ブラウンはヤンチャで、アッシャーは芸術というか。

RYO:僕はジェイソン・デルーロの『Tattoos On My Heart』ですね。アルバムを通して全部良くて、ずっとリピートしてました。

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