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サム・スミス、グラミー主要3冠受賞の背景 テイラー・スウィフト抑えて評価されたポイントとは?

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 米音楽界最高の権威である『第57回グラミー賞』の授賞式がアメリカ・ロサンゼルスのステイプルズ・センターで現地時間8日夜(日本時間9日)に行われ、イギリスのシンガー、サム・スミスが主要4部門中、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀新人賞の3部門で受賞した。また、アメリカのロック・ミュージシャン、ベックが最優秀アルバム賞に輝いた。

 テイラー・スウィフトやファレル・ウィリアムス、ビヨンセといった名だたるミュージシャンがノミネートされた今回のグラミー賞で、サム・スミスが3冠を獲得した背景について、音楽ジャーナリストの柴那典氏は次のようにコメントを寄せる。

「サム・スミスは今回のグラミー賞における大本命で、主要3部門での受賞は納得のいく結果でしょう。グラミー賞はアメリカで行われているものですが、最近では『第54回グラミー賞』でイギリス女性シンガーのアデルが主要3部門を、『第55回グラミー賞』でイギリスのフォークロックバンドのマムフォード&サンズが最優秀アルバム賞を受賞するなど、イギリスのミュージシャンによる活躍が目立っていました。また、ソウルフルな歌声でありながらポップセンスもあり、長らく大人に愛されるような洗練された音楽性は、グラミー賞で高く評価される傾向があります。サム・スミスの音楽は、それらの要素をすべてかね揃えていました。一方で、グラミー賞ではティーン向けと思われるような音楽性はあまり評価されません。テイラー・スウィフトは2014年でもっとも活躍したミュージシャンのひとりですが、今回、3部門にノミネートされたものの惜しくも受賞を逃したのは、近作でその音楽性をティーン向けのポップに振り切ったからかもしれません」

     
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