藤谷千明が「バカ社長」を直撃
異端のレーベル主宰者 ザ・クレイジーSKBが明かす悪行伝説「ブッ壊すだけだと面白くないんで…」
「もう都内だと片手くらいしか出してくれるところはない」
ーー社長は今でこそニコニコ動画などでは当たり前になってる芸能人いじりサンプリングみたいなことを猛毒で20年以上前からやっていましたよね。
SKB:あれは芸能人のネタ歌ってて、それに対する説明で本人の声があった方が分かりやすいし笑えるんじゃないかってと思って。まぁサンプラーとかはそもそもガキなんで分からなかったんで、とりあえずテレコで録ったやつをはめていってみたいな。
ーー今考えてもすごく斬新だったと思います。
SKB:っていうかね、他と同じことをやるっていうのがすごい嫌な性格なんですよ。
ーーライブでも様々な過激なパフォーマンスで出禁になったライブハウスも多いとか。
SKB:もう都内だと片手くらいしか出してくれるところはないんじゃないかな。
ーー出禁になった理由は……。
SKB:なんでだろう…、音楽性の相違かな。
ーーカメムシを爆発させたという話を聞いたことがあります(苦笑)。
SKB:あ、カメムシは九州でやりましたね。でっかいプラスチックボールの中にカメムシを大量に詰め込んでそれ爆破するっていう。そしてセコムが頼んでもないのに駆けつけるという。
ーーカメムシ爆破するとセコム来るんですね。
SKB:カメムシを爆破する上で大っ量の火薬を使ったんですよ。
ーーカメムシってそもそもどこで集めてくるんですか?
SKB:カメムシの場合は地元の現地のスタッフに「いついつライブだからそれまでにこの位の量を集めといてくれ」って頼んで(笑)。深夜のコンビニとかでかき集めてもらいました。
ーー他に変わったライブエピソードありますか?
SKB:マイナス16度の旭川に行った時にデカイつららが出来上がってたんで「あ、これ使おう」と思って。で、ライブの途中につらら折って、「これちょっと回して」って客席でつららリレーしてもらったりもしました(笑)。それはほのぼのとした感じでしたね。
ーーそれはちょっと楽しそうですね。「人とは違うことがしたい」とはおっしゃいますが、社長自体それで怪我するじゃないですか?そこに関しては大丈夫なんですか?
SKB:スイッチ入っちゃってるときは別に骨が折れようが顔が潰れようがあんま気にしないんで問題ないですね。