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SMAP『27時間テレビ』メドレーから見えたサウンドの一貫性とは? ポップな音楽性の源泉を探る

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矢野利裕
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『27時間テレビ』にて圧巻のパフォーマンスを披露したSMAP。

 SMAPが7月26~27日にかけて放送された『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』にて、同グループ史上最長となる45分のメドレーを披露し、大きな話題となっている。

 平均年齢39・8歳のメンバーが体力の限界に挑み、最新曲「Top Of The World」からデビュー曲「Can't Stop!! -LOVING-」まで、計27曲をセレクトして披露した今回のメドレー。途中、中居正広が舞台裏に戻るなどしたものの、メンバーは全パフォーマンスを敢行し、ネット上では「最後までやりきった、すごい」「SMAPの底力を見た」「グループとしての結束に感動した」といった声が多数寄せられている。

 『ジャニ研! ジャニーズ文化論』の共同著者であり、同グループに詳しいライターの矢野利裕氏は、今回のSMAPのパフォーマンスについて次のように語る。

「みんなが共通の体験を持つことが少なくなっている昨今において、今回のSMAPのパフォーマンスは幅広い層に刺さるものであり、国民的グループとしての存在感を改めて示していたのではないかと思います。客席で、かねてよりSMAPのファンであることを公言している爆笑問題ーー特に太田光さんが感慨深い表情でじっとパフォーマンスに見入っていたのが、とても印象的でした」

 また、シングル曲を続けて披露したことにより、その音楽性にも改めて注目すべき点が発見できたと同氏は続ける。

「曲順はわりとバラバラで、古い曲と新しい曲を織り交ぜて披露していましたが、それでもある種の一貫性を見いだすことができたのが興味深いポイントです。特に印象に残ったのはビートで、90年代前後に興隆した初期ハウスやニュージャックスイング、あとはR&Bの影響を色濃く感じました。低音を抑えた音作りに特徴があって、それらの音楽を非常に耳に馴染みやすいポップス・歌謡曲に仕上げてあります。90年代後半からはよりクラブ色の強いサウンドがメジャーになってきて、JPOPでも低音を重視した音作りが主流になってくるのですが、SMAPの場合は世界的な流行を取り入れつつも、あえてそこを周到に避けることでポップな印象を保ち続けている。あくまで90年代前後のサウンドがベースにあり、そのような楽曲にこだわり続けることで20年以上に渡って幅広い層に支持されてきたのではないかと思いました。そういう意味でデビュー曲の『Can't Stop!! -LOVING-』は、ある種の“揺るぎなさ”を物語的に感じて、かえって新鮮に響きましたね」

     
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